
和歌山・三段壁は自殺の名所で心霊スポット?飛び込み自殺を何度もする霊とは
2020.09.27
Trima心霊編集部
和歌山県にある三段壁は、国の名勝にも指定されている自然景勝地です。迫力のある景色が楽しめる場所ですが、実は飛び込み自殺が絶えない場所だと言います。今回は、三段壁の心霊現象や心霊スポットと言われる理由を解説!心霊体験談も紹介します。
和歌山県の観光名所「三段壁」は心霊スポット?!
全国には数々の心霊スポットが存在します。廃墟になりその不気味な雰囲気から心霊スポットと呼ばれるようになったり、古いトンネルや自殺の多い場所など、心霊スポットと呼ばれる理由は様々です。
昼間は観光地として多くの人が訪れる場所であっても、夜になると雰囲気が一変し霊現象が起こる場合もあるんです。その代表的な例が、和歌山県にある三段壁でしょう。
今回は、和歌山県の三段壁がなぜ心霊スポットと呼ばれているのか、どのような心霊現象があるのか詳しく解説していきます。
三段壁はどんな場所?
三段壁は、和歌山県西牟婁郡白浜町三段にある高さ50m~60mの断崖です。国の名勝にも指定されており、南北2kmにわたって展開されている非常に大きな崖です。波の浸食により形成された見ごたえ満点のスポットなんです。
周辺には見どころスポットがたくさんあり、断崖から見渡す景色も絶品だとか。ここからは、三段壁とはどのようなスポットなのか、詳しく見ていきましょう。
三段壁とは?
「三段壁」という名前の由来は、魚の群れを見つめるための監視場(見段)が転じて三段壁と呼ばれるようになったという説が濃厚だと言います。断崖には展望台が設けられており、雄大な景色を望むことができます。
展望台の真下には三段壁洞窟があり、内部を鑑賞できます。展望台と洞窟も三段壁の観光には欠かせません。三段壁の大岩壁には黒潮が激しくぶつかっており、自然のダイナミックなパワーを改めて感じさせます。スリル満点の絶景は思い出に残ること間違いありません。
三段壁洞窟はパワースポットとしても人気
地上から地底36mまで降りたところにあるのが三段壁洞窟です。歴史を感じさせる洞窟内では、神秘的な世界観と波しぶきがご覧いただけます。荒々しい波しぶきは引き込まれるほど迫力があるとか。
この洞窟は、平安時代の源平の合戦で有名な熊野水軍が船を隠していた場所と言い伝えられています。洞窟内には牟婁大辯才天を祀る祠があり、実は金運アップを始め、様々な願いを叶えてくれるパワースポットとしても知られているんです。
探訪歩道は約200メートルあり、薄暗くひんやりとしています。熊野水軍の隠し洞窟もあり、子宝の神様が祀られていますので、ぜひそのパワーに触れてみてください。
神秘的な洞窟内では、歴史と自然の融合で何とも言えない幻想的な雰囲気を味わえのが魅力です。寄せては返す激しくも荒々しい波の音にも注目し、全身でパワーを感じてみましょう。
三段壁が心霊スポットになった理由
高さも長さもある自然の力で形成された景勝地ですが、実は心霊スポットとしても知られているんです。高さは50mもあり、断崖の上に立つと風が強く吹いており、恐怖を感じさせます。また、上から眺めると、海に飲みこまれそうな気分になるでしょう。
このような断崖絶壁は自殺のメッカとなることが多いですが、三段壁はどうでしょうか?ここから、三段壁が心霊スポットと言われる理由を見ていきましょう。
若い男女が飛び込み自殺
三段壁には、茂みの中の大きな岩に文字が書かれた「口紅の碑」があります。この碑にまつわるエピソードが心霊現象につながっていると考えられます。
1950年6月10日、ある若いカップルが許されぬ結婚と病を苦に、「白浜の海は、今日も荒れてゐる」という言葉を口紅で書き、自殺したと言います。二人は生まれ変わって一緒になることを誓い合っての自殺でした。
口紅で書き遺された文字は、二人の恋が成就するようにと翌年の同じ日に友人が刻んだものだと言われています。
飛び込み自殺の名所に
その事件以降、三段壁では自殺者が絶えなかったとか。毎年10人以上の自殺者を出しており、ひどい時には20人以上の死人が出た年もありました。この辺りには手すりもなく非常に危険な場所です。自殺者の霊が次なる自殺を生み、悪循環に陥っているとも考えられます。
自殺者があまりにも多いことから、警察のパトロールも強化され柵や防犯カメラも設置されていると言います。
「飛び降りないでください」の看板が生々しい
崖上の細い遊歩道を進むと、「柵を越えないでください」「飛び降りないでください」と書かれた立て看板が数メートル間隔で据えてあったとか。それだけ自殺者が多いということでしょう。
崖下には木なども生えており、飛び降りる場所によっては命が助かることもあると言います。それでもこれまでに亡くなった方が数えきれないほどおり、「投身自殺者 海難死没者 供養塔」が建てられています。
周辺に設置されている「いのちの電話」
三段壁交差点の近くにはグリーンの電話ボックスがあり、その脇に「いのちの電話」という看板が立っているとか。そこにはイエスの言葉と「重大な決断をするまえに一度是非ご相談ください」という文字が書かれています。
電話番号も添えられいるので、自殺を迷っている方はかけてみると良いでしょう。相手は何も言わずあくまでも聞くスタンスを取ってくれますので、心の悩みを打ち明けると親身になって聞いてくれます。
洞窟の警備員も逃げ出すほど怖い場所?!
噂によると、心霊騒動が起きた際、あまりの怖さに警備員が逃げ出したと言われています。三段壁だけでなく、地下にある洞窟内でも心霊騒動は起こっており、警備員が請け負っていたのも洞窟の方でした。
それだけ怖い場所ということでしょう。夜になると特に不気味になることから、地元の人は一切立ち寄らないとか。興味本位で立ち寄るには危険すぎる場所です。
三段壁の心霊現象
自殺者が多発している場所ですので、亡くなった方の霊がさまよっていても何ら不思議はありません。最近は、自殺する人の数も減少してきていますが、それでもやはり自殺者は出ています。
これまでに多くの方が亡くなっており、地縛霊として居座っている霊もいるのでしょうか。ここでは様々な心霊現象が報告されており、特に心霊写真が写る確率が非常に高いと言います。
三段壁ではどのような心霊現象があるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
心霊写真が撮れる
三段壁だけでなく、洞窟内でも心霊写真が撮れることが多いとか。とある人の写真には複数のオーブが写っており、長い女性の顔が浮かんでいたと言います。断崖付近にさまよう複数の自殺者の霊が重なるようにして写っていたという人も。
洞窟内でも心霊写真が写ってしまったという報告が多く、その気がなくてもつい撮れてしまうこともあります。観光で訪れた際に「心霊写真を撮りたい」という気持ちで撮影するのは危険です。
引き込まれる感覚に陥る
気持ちが揺らいでいたり、悩みや虚無感を抱えている時に三段壁を訪れるのは危険です。その揺らぎは霊に見透かされてしまい、引き込まれるような感覚に陥ってしまう可能性もあると言います。
最悪の場合には、自殺願望はさほどなくても「飛び込みたい」気分にさせられてしまうとか。心が疲れている時や不安を抱えている場合は近寄らない方が良いでしょう。
自殺者の霊が手招きする
昼間でもスリルのある三段壁ですが、夜は非常に不気味な雰囲気が漂っていると言います。夜に崖から下を覗くと、海面には手招きをしている霊がいるとか。悩んだり、心に不安を抱えている時だと、その手招きにつられてつい飛び込みたくなってしまう人もいます。
手招きする手は、1つだったり複数だったり、人によって異なります。1点をじっと見つめていると引き込まれる可能性大ですので、気を付けてください。
飛び降り自殺を何度もする霊
同じ場所から、何度も飛び込み自殺を繰り返す霊が出るという噂もあります。耳元で「やりなよ」という声が聞こえてきて振り向くとそこには女性が立っており、そのままその女性は飛び込むとか。唖然としていると先ほどの女性が戻ってきて、再び同じ場所から飛び込み自殺をすると言うんです。
これを何度も繰り返すんです。自殺願望があって三段壁を訪れた女性は、自殺を思いとどまったという噂もあります。しかし、逆に自殺したい気分を誘発してしまう可能性もあるでしょう。
三段壁の心霊体験談
三段壁の心霊現象を見てきましたが、特に怖いのは精神状態によっては引き込まれてしまうという現象でしょう。軽い自殺願望で訪れてその気になってしまい、命を落とす結果になる場合もあるんです。
特に繊細な人や霊感の強い方は、近寄らない方が無難な場所です。多くの自殺者の霊がさまよっており、生きた人間を引き込むことを目的にしてこの世に留まっている可能性もあります。近寄る際には十分に注意しましょう。
三段壁の心霊現象を見て、実際に体験した人の声を聞いてみたい方もいるでしょう。ここからは、心霊体験談を3つ紹介していきます。
写真を撮ったら4体の霊が・・
三段壁が心霊スポットだと聞き、友人たちと肝試しに訪れました。海風も強いし、岩場は高さもあり非常に怖かったです。心霊以上に、「落ちるのでは」という危険がありました。そこで心霊写真撮れるかな?という安易な気持ちで、写真を撮ってみたんです。
すぐに確認してみると、海面に顔のようなものが・・じっくり見てみると、なんと4人の顔がまばらに写っていました。中には女性のようにみえる長い髪の霊も。その写真を見ていると、なんだかずっしりと体が重くなり危険を感じました。
写真は即削除しその場を後にしましたが、二度と行きたくない場所です。(40代・男性)
海面を見てると飛び込みそうになった
断崖の上からじっと海面を眺めていました。手招きする霊が出ると聞いていたので、「何か見えるかな?」という興味本位な気持ちからです。しばらく見つめていると、なんだか体がふわふわした気持ちになり、「このまま空を飛んでみようかな」という気分になったんです。
友人に声を掛けられて我に返りましたが、1人で行っていたらあのまま身投げしていたかも。特に誰かに押された訳ではありませんが、とても奇妙な体験でした。(30代・男性)
昼間の三段壁はとても魅力的
三段壁は、そもそも観光スポットです。展望台や洞窟もあり、県外からも多くの方が訪れている場所です。絶好のビューポイントで、海と崖とのコントラストから迫力のある写真も撮れるのも魅力の1つです。そのため、一眼レフを片手に訪れる人も多いと言います。
ここからは、三段壁の昼間の魅力を紹介していきます。実は、「恋人の聖地」にも認定されており、デートにもおすすめの場所なんです。周辺の観光もかねて訪れてみてはいかがでしょうか。
迫力満点の絶景スポット
洞窟内でもダイナミックな波しぶきが見られますが、大岩壁の迫力は絶品!大迫力の絶景と海が溶け合い、まるで異空間に来たような特別な空気が流れています。
断崖絶壁の上に立つことができ、上から海面をご覧いただけます。周りには囲いもなく、海風も強いので落ちそうな恐怖とスリルを味わえるのも三段壁の魅力でしょう。岩肌には10の石像が見える「十像岩」もあります。ぜひ目を凝らしてどのような石像が隠されているのか見つけてみてください。
恋人の聖地
先ほど「口紅の碑」のエピソードを紹介しました。実は、心霊スポットと言われる理由になっているだけでなく、恋愛成就の意味が込められていることから、カップルや夫婦で訪れると幸せになれるという噂が広がりました。
2016年4月には、プロポーズにふさわしい場所として「恋人の聖地」に認定!その記念に、展望台の横にハートのモニュメントが設置されました。恋人同士で南京錠をつけられ、カップルからも人気のスポットになっています。
駐車場の横にはピンクのポストが設置されていますので、そちらにも注目してみてください。
負の感情をもって三段壁に行くのは危険…
三段壁は断崖絶壁の絶景が楽しめる自然景勝地です。ビーチや温泉にも囲まれており、恋人の聖地にも認定されていることから、デートスポットとしても有名です。
昼間訪れると絶好の観光スポットですが、夜は霊がさまよう危険な場所!負のオーラを持って近寄るのは止めましょう。