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世界七不思議とは?古代古典の七不思議や新・世界七不思議を解説!

世界七不思議とは?古代古典の七不思議や新・世界七不思議を解説!

2020.09.29

Trima編集部

Trima編集部のアカウントです。

科学技術が進歩した現代においても、世界には、何のために、どのようにして作られたか分からないようなものがあります。中でもモアイやナスカの地上絵は謎だらけで、よくテレビなどでも特集が組まれていますね。今回は世界七不思議を古代編と現代編に分けてまとめました。

目次

  1. 世界七不思議の謎まとめ
  2. 世界七不思議【古代】
  3. ギザの大ピラミッド
  4. バビロンの空中庭園
  5. エフェソスのアルテミス神殿
  6. ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
  7. オリンピアのゼウス像
  8. アレクサンドリアの大灯台
  9. ロドス島の巨像
  10. 新・世界七不思議【現代】
  11. タージマハル
  12. 中国の万里の長城
  13. イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ
  14. ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ
  15. ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ
  16. ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像
  17. メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ
  18. 候補から外れるも気になる不思議
  19. ナスカの地上絵
  20. イースター島のモアイ像
  21. ストーンヘンジ
  22. 清水寺
  23. 自由の女神
  24. 科学が進歩しても解明できない謎がある

世界七不思議の謎まとめ

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「世界七不思議」と聞くと、謎めいていて真実が解明されていないものを指すことを想像する人も多いのではないでしょうか。

実は世界七不思議は英語でSeven Wonders of the Worldと言い、このwonderとは「賞賛すべき、驚かせるもの」という意味です。つまり、世界七不思議とは世界の素晴らしいスポットを7つ取り上げたものです。

日本でオカルトブームが広まったことで「七不思議」と訳され、いかにも謎がたくさんあるスポットのように扱われるようになってしまいましたが、実際には科学的に証明されていることが多いです。

今回は古代と現代に分けて世界七不思議を紹介します。また、新世界七不思議に惜しくも選ばれなかったスポットも紹介します。

世界七不思議【古代】

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古代の世界七不思議は地中海地方に集中しています。数学者として旅をしていたフィロンという人物が地中海地方にある7つの巨大建造物を取り上げ、紀元前2世紀に本にまとめたためです。

技術の進歩によって、ほとんどの建物はいつ頃、なんのために、どのようにして作られたのかは分かっていますが、中には文献の紛失などによって詳細が分からないままのものもあるようです。

では、早速フィロンが選んだ古代の世界七不思議をひとつずつ紹介していきます。

ギザの大ピラミッド

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古代の世界七不思議の中で現存する唯一のスポットが「ギザの大ピラミッド」です。エジプトの首都カイロから1時間ほどのところにあるギザにあり、近年は近くにホテルも建ち始めて更に観光客が多く訪れています。

正確な建築時期は分かっていませんが、およそ4,500年前に建てられたクフ王のピラミッドとされています。高さはビル40階に相当する146mで、14世紀までは世界一高い建築物でした。

1つ2.5トンもの石灰岩を280万個も積み上げて作られています。建築方法については3つの説があり、どのように作られたのかははっきり分かっていません。また、研究チームはピラミッドの中に未発見の空間がある可能性を指摘しています。

1日の入場者数が決められているため、どうしてもピラミッドが見たいという人は朝の早い時間に訪れることをおすすめします。

バビロンの空中庭園

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現在のイラクの位置にあった古代都市バビロンには「空中庭園」がありました。まるで空に浮いているように見えたことからこの名前が付けられましたが、実際には階段を何層にも作った庭園です。

紀元前600年頃のネブカドネザル2世の時代に作られたとされていますが、発掘されたのは20世紀に入ってからであり、文献資料も残されていないことから未だ謎に包まれています。

また、バブロン内にあったことは分かっていますが、正確な位置も解明されていません。更に空中庭園は存在しなかったと唱える学者もいます。これから新たな発見がされれば、当時の建築技術などがさらに分かってくることでしょう。

エフェソスのアルテミス神殿

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現在のトルコの位置にあり、エファソスという都市にあった「アルテミス神殿」も世界七不思議のひとつに数えられます。紀元前7世紀から紀元前3世紀に存在したと見られ、狩りと純血を司るギリシアの女神アルテミスを祀ったものです。

彼女はオリオン座の由来ともなった女神であり、彼女の処女性は広く信仰されていました。現在エファソスに残っているのは復元された1本の柱のみであり、アルテミス神殿は残っていません。

火事などで焼失しつつも再建されていましたが、キリスト教が伝来したことで衰退してしまいました。1869年に考古学探検隊がアルテミス神殿の発掘に成功し、発掘された柱の一部などは大英博物館に展示されています。

ハリカルナッソスのマウソロス霊廟

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ハリカルナッソスとは、現在のトルコがある位置にあった古代ギリシア都市です。世界七不思議とされているのは、「マウソロス霊廟」であり、ハリカルナッソスを有名にしたスポットでもあります。

マウソロスはアケメネス朝ペルシアの州知事であった人物で、カリア国の首都であったハリカルナッソスとその周辺地域を24年に渡って統治していました。ギリシアに憧れ、それに劣らない都市を作ろうと奮闘しました。

しかし、妻のアルテミシアよりも早く亡くなってしまいます。妻は世界で1番壮麗な墓を夫のために作ってあげたいとの思いからマウソロス霊廟ができたとされています。その2年後に妻も亡くなり、同じ場所に収められました。

度重なる地震などで建物は壊れ、今では遺跡だ残るのみとなっています。また、宝や遺体は何者かに奪われてしまいましたが、現在でも発掘されたものやミニチュアの模型は大英博物館などで見ることができます。

オリンピアのゼウス像

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ゼウス像があったのは、1989年に世界遺産に登録されたギリシアの古代都市、オリンピアでした。紀元前435年に彫刻家のペイディアスによって、ギリシアの全知全能の神として知られる天空神ゼウスの像が作られました。

座像ですが全長12mの巨大な像であり、ゼウス神殿の中に収められていました。オリンピアでは4年に一度ゼウスに捧げるオリンピア競技が行われており、これが古代オリンピックです。

この期間中は戦争も休戦し、女性の観戦は許されませんでしたが、ギリシア全土から多くの人が訪れました。ゼウス像は古代オリンピックの本尊の役割を担っていたと言われています。

394年にオリンピアからビザンツ帝国のコンスタンティノープルに移されましたが、5世紀頃の火災によって消失してしまいました。

アレクサンドリアの大灯台

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「アレクサンドリアの大灯台」は、エジプトのアレクサンドリア湾の端に人口埋め立てによってできたファロス島に建てられていた灯台です。

紀元前332年に海洋貿易の拠点としてアレクサンドリアが作られましたが、土地が平坦で陸標がなかったため灯台が作られることになりました。こうして紀元前305年から工事を始めたのです。

灯台の高さは134mにも達し、大ピラミッドに次ぐ高さを誇っていました。しかし、14世紀の2度の地震によって倒壊し、資金不足から建てなおされることはありませんでした。

現在はカイト・ベイ要塞が建っており、灯台が立っていた当時の様子を見ることはできません。

ロドス島の巨像

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ギリシャにあるロドス島は旧市街が世界遺産に登録されていることでも有名です。島の中にあるマンドラキ港には鹿の像があり、ここにはかつて巨像がありました。

ロドス島の巨像は紀元前292年に戦いの勝利を記念して作られ始めました。完成したのは紀元前280年とされており、自由の女神像に匹敵する大きさだったようです。

しかし紀元前226年の地震によって膝から折れてしまいました。再建も計画されましたが、住民は像が壊れたのは神の怒りに触れたからだとして再建を拒否しました。現在は見ることができない、幻の世界七不思議とされています。

新・世界七不思議【現代】

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古代の世界七不思議が人々の間で広まると、現代版の世界七不思議を作ろうという動きが出てきました。冒険家のベルナルド・ウェーバーによって考案され、2007年に世界中で投票によって決められました。

スイスに拠点を置いてある「新世界七不思議財団」によって作られた新世界七不思議ですが、ユネスコは世界遺産やユネスコとの関連性はないとの声明を発表しています。

では、世界中の人々が選んだ新世界七不思議を紹介していきます。

タージマハル

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インドの一大観光地と言えば「タージマハル」です。タージマハルは首都デリーから電車で3時間ほどのところにあり、1983年には世界文化遺産に登録されました。

タージマハル内は完全に線対称に作られており、緻密に計算された美しさが人々を魅了しています。また、時間によって日の当たる角度が変わり、タージマハル自体の色も変わると写真を撮る人が多いです。

ムガール帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンは、1631年に妻のムムターズ・マハルが亡くなったことで霊廟を作り始めました。建設が完了したのは22年後のことです。その後は自分用の黒いタージマハルを建設予定でしたが、息子に王位を奪われてしまいます。

夢はかなわず、毎日幽閉されていた建物からタージマハルを眺めて生涯を終えました。今は夫婦仲良くタージマハルの地下で静かに眠っています。

中国の万里の長城

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世界的に有名な中国の「万里の長城」も新世界七不思議に認定されました。北京から車で1時間で行けるアクセスの良さや総延長2万キロを超える世界最長の建造物であることから世界中から観光客が訪れています。

万里の長城は紀元前214年に秦の始皇帝によって建てられ始めました。当時の皇帝たちは北方からの敵を恐れていたため、北方の異民族の侵入を防ぐために城壁が必要だったようです。

現在は歴史的建造物として一般人も歩くことができるようになっていますが、八達嶺の長城は明時代以降に作られたものとされています。あえて修繕せずに公開している所も多いので、歴史を体感することができます。

イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ

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イタリアも観光都市として有名ですが、その中でも「コロッセオ」は一生に一度は自分の目で見たいとされるところです。直径188mの楕円形で、8万人もの観客を収容することができます。

ウェスパシアヌス皇帝の時代の西暦70年から工事が始まり、10年後に完成しました。当時は首都の再建が行われており、緊縮政策をしていたため、市民への娯楽施設を建てることになったのです。

市民にとって競技場は唯一の娯楽とも言える存在であり、とても盛り上がったことが想像できます。午前中は猛獣と騎士の戦い、昼は罪人の処刑、午後は騎士同士の戦いが行われました。ここで年間数千人の騎士が命を落としていました。

現在では処刑場として使われた歴史から、死刑廃止を求める活動に使用されることが多いです。ところどころ壊れていますが、緻密に計算されて建てられたコロッセオの内部を見れるのは貴重な体験でしょう。

ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ

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ヨルダンにある遺跡、「ペトラ」は死海から800キロほど南に位置しています。自然の要塞であったことやスパイス交易で栄えた事から有力都市となりました。

ペトラに人が住み始めたのは、紀元前1,200年のエドム人であったとされます。その後、紀元前6世紀にアラブの遊牧民であるナバテア人が偶然発見し定住しました。749年の大地震によって大きな被害を受けた事でナバテア人が放置し、数百年に渡って忘れ去られていました。

1812年にスイスの冒険家ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって発見され、現在でも発掘調査が続けられています。今後更に古代文明が明らかになる可能性を秘めている遺跡です。

ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ

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標高2,400mに位置し、空に浮かんでいるように見えることから「空中都市」と呼ばれることが多いのが「マチュ・ピチュ」です。15世紀に栄えたインカ帝国の遺跡であり、首都のクスコは世界遺産にも登録されています。

マチュ・ピチュは1911年にアメリカ人のハイラム・ビンガム3世が発見したとされています。それ以前にクスコに住んでいたアグスティン・リサラガが見つけたという説もありますが、真偽は明らかになっていません。

また、インカ帝国の遺跡であることは解明されましたが、クスコとの関係性やなぜマチュ・ピチュが作られたのかは未だ謎となっています。

ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像

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ブラジルのリオデジャネイロにあるキリスト像は、その大きさから1度見たら忘れない程のインパクトがあります。ブラジルでは80%がキリスト教徒であることから、キリストの神様に見守られている町として有名になりました。

キリスト像が作られたのは1931年のことです。1922年にブラジルが独立100周年を迎えたことから建設が始まりました。像はフランスで製作し、予め作っておいた土台に乗せた形で完成しました。

高さは約40m、重さは635トンあります。土台部分に礼拝堂が作られており、150人ほどが入れるようです。ブラジルの人のみならず、世界中からキリスト教徒を中心に多くの人が訪れています。

メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ

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日本人に人気が出ている観光地と言えば、メキシコのカンクンがあります。そこから日帰りで行ける距離に「チチェン・イッツァ」というマヤ遺跡が存在します。1988年には世界遺産に登録されました。

マヤ文明は高度な建築技術やマヤ暦で有名であり、石碑に歴史を記していました。しかし、その記録はある日突然無くなり、マヤ文明は滅んでしまうのです。文献が残っていながらもマヤ滅亡の謎は解けていません。

チチェン・イッツァには多くの見どころがありますが、中でも有名なのは最高神が祀られている「カスティーヨ」、古代メソアメリカ最大の「球戯場」、唯一の水源であった「セノーテ」などです。

候補から外れるも気になる不思議

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新世界七不思議の決め方は、実行委員会が新世界七不思議の候補地を絞り、話し合いなどによってどんどん候補地を減らしていき、最終候補地から投票で選んでもらうという方法で実施しました。

新世界七不思議として選ばれたのは先ほど紹介した7か所でしたが、最終候補地には21ものスポットが選ばれていました。ここでは惜しくも新世界七不思議には選ばれなかったものの、最終候補地に選ばれた5つのスポットを紹介します。

ナスカの地上絵

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ペルーの首都リマから400kmほど南に行くと「ナスカの地上絵」があります。これは1939年に初めて発見されたもので、幾何学模様や動植物の絵が様々な大きさで描かれています。

現在700を超える地上絵が見つかっていますが、誰が何のために、どのように描いたのかは分かっていません。特に大きなものは数十キロに渡るものもあり、空から見なければその全貌は見ることができません。

近年は観光スポットとして、セスナに乗って空からナスカの地上絵を見るツアーが人気です。

イースター島のモアイ像

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有名なモアイ像はチリ領のイースター島にあります。海に面したアフと呼ばれる高台におよそ30体が並んで立っている姿は神秘的です。

モアイ像は凝灰岩でできており、多くが高さ3.4m、重さ20トンほどです。初期のものは紀元前1,500年頃に作られ始めたとする説があり、作られた時期によって様式などは異なります。部族間抗争で全て倒されていたのを、日本企業のタダノが復元しました。

近年モアイがどのように運ばれたかは明らかになってきましたが、未だその建造目的は不明です。

ストーンヘンジ

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「ストーンヘンジ」があるのは、イギリス南部ソールズベリから13kmのところです。1986年に世界遺産に登録されたストーンサークルであり、紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと見られています。

当時としては高度な技術であった石に凸凹をつけて倒れないようにしており、ただ石を積み重ねているわけではありません。しかし現在でも何のために誰が立てたのかは謎に包まれています。

保護のために立ち入り禁止ですが、年に4日自由解放されており、石に触ることもできます。

清水寺

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日本からは「清水寺」が唯一、新世界七不思議の最終候補地に挙げられていました。京都で数少ない平安遷都以前に建てられたお寺で、もとは法相宗に属していました。

778年に大和国興福寺の僧が夢のお告げに従って音羽山へと向かいました。すると千手観音を念じ続ける僧に出会い、これを観音の化身だと悟ったのが清水寺の始まりとされています。

世界遺産にも登録されており、世界中から観光客が訪れる人気スポットとなっています。

自由の女神

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ニューヨーク港内のリバティ島にある「自由の女神」は、アメリカ独立100周年を記念してフランスから贈呈されました。台座からトーチまで高さは93mあり、左手には純金の独立宣言書、右手にはトーチを掲げています。

この像は抑圧からの解放と人類平等を表しています。台座内にはエレベーターが設置されており、螺旋階段で上に登ると王冠部分にある展望台から景色を見ることができます。

1日240人の人数制限が設けられており、展望台へ上るには予約が必須となっています。

科学が進歩しても解明できない謎がある

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今回は世界七不思議をテーマに、古代版と現代版を紹介しました。世界の中には科学が全力を尽くしても解明できない謎が少なくありません。

特に古代のものは記録が残っていないために解明が進んでいないものもあるようです。しかし、全ての事実が解明されないからこそ、古代ロマンを感じられる部分もあるでしょう。

今回紹介した場所の中には有名なものもありますが、写真を通してではなく、実際に目の当たりにすることで感じられるものもあります。ぜひ、世界七不思議のスポットを巡ってみてください。

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