
岩手の方言が可愛い!岩手の方言の特徴や胸キュン告白フレーズを紹介!
2020.09.24
Trima雑学
皆さんは、岩手の方言と聞いて思い浮かぶ言葉はありますでしょうか。あまり馴染みがなく、一度聞いたとしても変換が難しくて分からないような言葉が多い岩手の方言には、実は可愛い発音のものが多くあります。今回は、告白にも使える岩手の方言とその特徴をご紹介していきます。
岩手の方言について紹介!
岩手の方言と聞くと、なんとなく東北の訛りが強いイメージがある感じがします。方言の中には何を意味しているのか分からない言葉も多くありますが、反対に一般的に浸透している言葉も多くあるのです。
2013年にNHKにて放送された朝ドラ「あまちゃん」がヒットし、「じぇじぇ」など岩手の方言が世に知れ渡ったことは記憶に新しいのではないでしょうか。そこから、どんどん岩手の方言の可愛らしさが注目されるようになりました。
今回は、心がほっとするような魅力溢れる岩手の方言についてご紹介していきます。
岩手の方言の特徴
岩手県といえば、日本の本州で最も大きな面積を保有する県としても有名です。その広さゆえ、岩手県の中でも地域によって使われている方言に微妙な違いがあるのです。
岩手の人からすれば、「意味はわかるけれどその方言は使わないよ」という声も聞かれます。まずはじめに、岩手の方言の特徴についてご紹介していきます。
県北
岩手県の県北の方では、青森県に近いということもあり、どちらかというと青森寄りの方言が使われています。これを南部弁といいます。
岩手県の県北地方は、冬になると日中の最高気温が0度を下回る日も多く、震え上がるほどの寒さを感じます。青森県民は口を大きく開けることなく会話をするのが上手で、青森の言葉が岩手県の県北地方でも使われるようになっていったといわれています。
そのため、県北の地に住む方々の方言は何を言っているのか分からないということで、バラエティー番組などでは必ずといっていいほどテロップが出され、世間から面白い方言を話すとみられることも多いでしょう。
県南
「じぇじぇ」など、最もポピュラーに知られている岩手の方言を話すのが、岩手県の県南地方に住む方々が使う方言です。岩手は盛岡市を中心に栄えていますので、盛岡の方言、いわゆる「盛岡弁」と呼ばれているものが岩手の方言として根付いたのでしょう。
他にも盛岡弁で知られている方言には、「〜でがんす」「おでって」などがあります。盛岡弁は県北の方言よりも標準語に近く、県北の方々の方言を聞いても分からないということがよくあります。
沿岸
岩手県の沿岸部では、県北と同じく沿岸部でも冬には多くの雪が積もり、寒いためにあまり口を開かないという習慣が根付いてしまいました。そこで、寒さをしのぎつつ会話をするために生まれたのが沿岸部の方言であるといわれています。
沿岸部の方言では、「おめさん=お前さん」など、ごもごもと口を開かずに発音するため、他県からの観光客は一体何を話しているのか聞き取れないことも多くあります。一見すると県北の方言と同じと勘違いされやすのですが、使用されている方言は違うものが多いのです。
東北訛りが強め
岩手県の方言は、当然といえば当然ですが、東北訛りが強いという特徴があります。関西のハキハキとした方言とは違い、あまり口を大きく開けずに言葉に濁点をつけて話します。
また、なんとなく意味は分かっても、語尾が変化していたり、イントネーションに波があったりということが多いのです。海沿いに住んでいる方ほど、そのイントネーションの変化は強く、荒い言葉を使うなど口調も強くなっていくといわれています。
岩手の方言を標準語に変換しよう!【日常会話】
岩手県の方言の特徴が分かったところで、ここからは、実際に使用されている日常会話の方言について詳しくみていきましょう。
一見何を話しているのか分かりづらい岩手の方言を、例文と合わせて解説していきます。「あ!これ聞いたことある!」などという方言も中にはあるでしょう。ぜひお気に入りの方言を見つけてみてください。
うんだべ
「うんだべ」というのは、相手に同意を求める時に使う方言です。
例えば、お客さんに「このお餅、美味しいですね!」といわれた時に、店主が「うんだべ?」と返します。これを標準語に変換するとは、「そうだろ?」や「美味しいだろ?」というように同意を求めている時に使うのです。
他にも岩手県には「うんだ=そうだ」「うんだってが?=そうなの?」「うんだってよ=そうなんだってよ」など、様々な使い回しの方言があるのです。
なげる
岩手県ではよく日常的に「なげる」という方言と使います。これを標準語にそのまま変換すると「投げる=ものを投げる」というように変換されますが、岩手県では違います。
岩手県で「なげる」とは、「捨てる」という意味なのです。「この紙、ゴミになげといて」という使い方をし、意味は「この紙、ゴミに捨てといて」という意味になるのです。
慣れていない方からすると、「え、これを投げるの?なぜ?」と困惑してしまう方言です。
だがらさ
「だがらさ」というのは、相手の言葉に対して同意する時に使う方言です。「うんだべ」とは逆で、今度は自分が同意するときに使用します。
「今年は雪が多いね」と相手が言ったことに「だがらさ」という感じで使用されます。「だからさ」は普通、文の接続詞で使われるので、標準語を話す方からするとすでに会話が終了していることに気づかず「ん?だから何?」となってしまうことも少なくないでしょう。
これは主に県北で使用されている方言で、盛岡に住んている方には通じないことも多くあります。
がんばっぺし
岩手の方言の中でも「がんばっぺし」というのは、察することができそうな方言ではないでしょうか。
意味は、「がんばろう」という意味です。「よし、いっちょがんばっぺし!」という感じで使用され、語尾が「ぺし」という破裂音になっていることで、気合が入るような感じがしてきす。
特に沿岸部で多く使用され、力仕事をする漁師さんたちの間で使われるようになったといわれています。
まかす
岩手県では、「まかす」という言葉は、標準語で使われている「任せる」という意味では使用されていません。
この「まかす」というのは「こぼす」という意味で、「コップの中の水をまかしちゃった!=コップの中の水をこぼしちゃった!」という意味で使われます。
似たような使い方として、「まかさないようにね」というのは、「こぼさないようにね」という意味で使用されています。
かっちゃぐ
「かっちゃぐ」というのは、「ひっかく」という意味で使用されています。
「お兄ちゃんが僕をかっちゃいだ=お兄ちゃんが僕をひっかいた」「猫にかっちゃかれた=猫にひっかかれた」「お〜、一生懸命かっちゃいでら=お〜、一生懸命引っ掻いてるね」という感じで使われ、その時の状況が過去か現在進行形などかにもよって語尾の言葉も微妙に変化していきます。
おでんせぃ
岩手県では、「おでんせ」という言葉はよく耳にする言葉です。その意味は、「いらっしゃいませ」「いらしてください」「おいでください」というものになります。
誰かを迎え入れる際に出る言葉ですから、岩手県の観光地や飲食店などのお店に行くと、必ずと言っていいほどこの言葉を耳にすることでしょう。「こちらへおでんせ=こちらへいらしてください」「またおでんせ=またおいでください」というような感じで使われています。
ゆるぐねぇ
岩手県には、「ゆるぐねぇ」という方言もあります。これは、あまり意味の知られていない方言なのですが、「辛い」や「大変」ということを意味しています。
「毎日毎日雪かきをして、ゆるぐねぇ=毎日毎日雪かきをして、大変だ」という感じや、「腰が痛くてゆるぐねぇ=腰が痛くて辛い」という感じで使用されます。
あまり体を動かすのが得意ではないお年寄りがよく使っている光景を目にします。「ゆるぐねぇ」と言っていたらぜひ手助けをしてあげましょう。
あべ
岩手県には、「あべ」という方言も存在します。
よくおじいちゃんが孫に対して「あべ、あべ」と言っている光景を目にしますが、これは苗字の「阿部」と呼んでいるわけでなありません。これは、「おいで、おいで」という意味になります。
一方で、誰かを誘う時に「どこかへ一緒に行こう」という意味でも使用されている方言に「あんべ」といものがあります。岩手の方言は非常に早口ですから、これを「あべ」と勘違いしてしまう方も多くいます。
「あべ」と「あんべ」、二つの方言を聞き分けるのは、岩手県民以外の方にとってはなかなか難しいでしょう。
えんずい
「えんずい」という方言は、標準語にすると難しいのですが、「しっくりこない」という感じに似ているといわれています。
例えば、新しく買った服を着た時に腕のあたりがなんだかきつい、髪を結った時に髪の毛が引っ張られて痛いところがある、など、なんだかしっくりこず気持ちが悪い時に「これ、えんずい」と使うのです。
また、地域によっては「いんずい」「いずい」と表現することもある言葉です。
岩手の可愛い方言
ここまで、岩手県の日常会話で使われる方言を学びましたので、ここからは可愛らしい響きの方言についてもご紹介していきます。
残念なことに、全国の中でも「可愛くない…」と有名な東北の方言ですが、聞いてみると実は「え、可愛いじゃん!知らなかった!」とびっくりしてしまうような方言も存在します。恥ずかしくてこれまで方言を封印していた岩手県の皆さんは、胸を張って使いましょう。
ふとした時に聞いたらキュンとすること間違いなしの岩手の方言には、一体どんなものがあるのでしょうか。
ほにほに
「ほにほに」と聞いて、なんだか心がほっこりしてしまうような気がしないでしょうか。この方言は、響きがなんとも可愛らしいですよね。
しかし、これを言われてしまった方は要注意です。何故ならば、この言葉の意味は、「やれやれ」と呆れていることを意味するためです。
「またお部屋を汚くして!ほにほに…=またお部屋を汚くして!やれやれ…」という感じで使用されます。可愛らしい響きのあまり、相手につい甘えてしまいそうになりますが、愛想をつかされないように注意しましょう。
ぺんこけで
いきなり「ぺんこけで」と言われたら「え?」となってしまう方も多いでしょう。しかし、この「◯◯こ」というのは岩手県でよく使われている言葉なのです。
意味は、「ぺんを取ってちょうだい」という意味です。岩手県は、物の名称の後によく「こ」をつけて呼ぶ風習があります。
例えば、「箸こ=箸」「ボールっこ=ボール」という感じです。そんなものでも子供のように可愛がっている感じがして、聞いていてどこか懐かしく可愛らしい感じのする方言です。
じぇじぇ
「じぇじぇ」というのは、日本中の多くの方が意味を理解している言葉ではないでしょうか。
念の為ご説明すると、これはびっくりした時につい言ってしまう言葉です。標準語でいうと、「わ!びっくりした!」の「わ!」にあたります。
岩手県の県南の方では「じぇじぇじぇ」と言われ使われていますが、これが盛岡の中心部や県北の方へ行くと「じゃじゃじゃ」と変化するので不思議です。近くで思わず「じぇじぇじぇ」と言ってしまう方がいたら、可愛らしさに皆さん微笑んでしまうでしょう。
~けろ
「〜けろ」というのは、他人に何かをお願いするときに使う方言です。例えば、「この荷物重いから、持ってけろ」という感じに使い、この場合「持ってちょうだい」とお願いしていることを意味します。
また、「〜けろ」の代わりに「〜けで」という表現をすることもあります。「買い物に行ってくるから、お皿洗っといでけで=買い物に行ってくるから、お皿洗っておいてちょうだい」という感じで使われます。
「〜けろ」という語尾の響きがなんとも可愛らしく、ふとした時に聞くと何故だかほっこりしてしまいます。「〜けろ」は、岩手の方言の中でも、可愛いと評判の方言です。
しょす
岩手県には、「しょす」という方言もあります。この方言は、「恥ずかしい」という意味で使われています。
恥ずかしくてどうしようもない時に、無意識に「きゃ〜!おしょす〜!」といって恥じらっている姿は、聞いた人の目に可愛らしく映るでしょう。標準語の「恥ずかしい」とは全く異なる言葉ですので、なんとなく姿を見て分かるけれど、その後「ねえ、おしょすってなんていう意味?」と聞くところから相手との会話が弾むでしょう。
岩手の可愛い方言で告白するなら?
岩手県には、可愛らしい響きを持つ方言がたくさんあることが分かりました。では、岩手県に住む方は、好きな人ができた時にどんな言葉で告白をしているのでしょうか。
実は、ストレートに「好き」というだけでも、それが岩手弁になるだけで柔らかく可愛らしい感じになるといわれています。女の子にそんな方言で告白されたら、思わず男性は「はい!」と返事をしてしまいますよね。
最後は、岩手の方言で告白するならこの言葉!という魅力がある方言をご紹介します。好きな人への告白を考えている方は、参考にしてみてください。
好きだっぺ
「好きです」を岩手の方言でいうと、「好きだっぺ」となります。余計な言葉は発さず、ストレートに「好き」と言っているだけなのですが、標準語の「好き」よりも「好きだっぺ」の方が可愛らしく感じないでしょうか。
好きというだけで精一杯でまっすぐに想いを伝えてくれる姿に、男性は愛しさを感じるでしょう。地方出身の子ということを隠さずにいるところも、好感が持てます。
づきあってけろ
「この人と付き合いたい」と思ったら、ぜひ岩手の方言で「づきあってけろ」と告白してみましょう。
「なんとなく古臭い感じがするし、今は普通に「付き合ってください」って言った方がいいでしょ!」と感じている方にこそ、試してほしいのです。この方言の良いところは、語尾が「〜けろ」になっていることで、優しくほんわかした感じになるためです。
恥ずかしそうな顔で「づきあってけろ…?」などといわれたら、男性は胸キュン間違いなしです。
岩手の方言は変換が難しいけど可愛い!
岩手の方言には、聞いたことがある言葉だけでなく、全く馴染みのない言葉もたくさん存在することが分かりました。
なかなか聞き取れず、聞き取れたとしてもどういう意味なのか分からない、岩手弁はなかなか解釈が難しい未知の方言なのです。しかし、そんな岩手弁の中にも、可愛らしい言葉も多くあります。
岩手ご出身の方は、恥ずかしがらずにぜひ普段の生活の中でも岩手弁を話してみてください。意中の相手への告白も可愛い岩手弁ですることで、成功率が上がる可能性も高くなるでしょう。
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