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青森の方言がかわいい!方言の種類や一覧・分かりにくい言葉なども!

青森の方言がかわいい!方言の種類や一覧・分かりにくい言葉なども!

2020.09.23

Trima雑学

フランス語にも似た響きが特徴的な青森弁。聞き取りにくい方便として紹介されることも多いですが、実はとてもかわいい方言がたくさんあります。青森の方言でも種類分かれる津軽弁と南部弁の違いや、良く使われる方言一覧などを紹介します。

目次

  1. 青森県の方言を徹底解説!
  2. 青森の方言の種類
  3. 津軽弁
  4. 南部弁
  5. 一文字で伝わる青森の方言
  6. け:かゆい
  7. せ:しなさい
  8. な:あなた
  9. ね:何もない
  10. め:美味い
  11. わ:わたし
  12. 青森の方言の語尾の特徴
  13. ~きゃ
  14. ~じゃ
  15. ~けろ
  16. ~びょん
  17. 青森の方言一覧【日常会話】
  18. わいは!
  19. んだんず?
  20. ありがとーごし
  21. まいね
  22. へば
  23. 意味が分かりにくい青森の方言
  24. じょっぱり
  25. めぐせ
  26. つけらっと
  27. あべ
  28. けっぱれ
  29. 響きがかわいい青森の方言
  30. ちょーちょー
  31. かちゃくちゃね
  32. もちょこちぇ
  33. 青森の方言は独特でかわいい!

青森県の方言を徹底解説!

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青森県は本州最北端にある県です。日本海、津軽海峡、太平洋と3つの海に面していて地域によって気候差が激しいのも特徴的となっています。白神山地や弘前城、恐山など全国的に有名な観光スポットである青森県。夏にはねぷた祭りがあり、県内外から多くの人が集まります。

人見知りが多い県民性ですが、打ち解けるととても穏やかで温かい人ばかりです。青森県がもうひとつ注目されているのが、フランス語にも似ていると言われている方言ではないでしょうか?

今回は青森県の方言について詳しく紹介します。今すぐ使いたくなるほど、かわいらしい方言がたくさんありました。

青森の方言の種類

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日本各地に方言が存在していますが、日本一解読が難しいと言われているのが青森弁です。聞き取るのは難しく感じてしまいますが、知れば知るほどに奥深さや愛らしさを感じるのが青森の方言。青森弁というよりは、津軽弁と南部弁ではっきりと分けられています。

津軽弁と南部弁は奥羽山脈が境目です。江戸時代には津軽地方は弘前藩、南部地方は南部藩に分かれていたのでお互いに交流が少なかったことが理由で、同じ県内でもこの2の方言が生まれたようです。まずは、津軽弁と南部弁の違いを見ていきましょう。

津軽弁

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テレビで方言を特集する時に、字幕がつきやすいのがこの津軽弁です。独特の言い回しが多く、1文字で会話ができる面白い表現もあります。男性的な言い回しが多く、慣れていないと少し語気を強く感じてしまうことも多いようです。

南部弁に比べると津軽弁は、使用する地域差がありません。しかし津軽弁は南部に通じないこともあるので、会話をする時には注意が必要です。津軽海峡を超えた北海道の松前郡エリアの方言は、この津軽弁の影響を受けているとも言われています。

南部弁

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八戸市を中心とした地域で使われているのが、南部弁です。先述しているように、下北半島付近と八戸付近で地域差があり、方言によっては使うものと使わないものが分かれています。微妙に意味合いが変わることもあるので、使う方言によっては同じ南部弁を使うエリアでも注意が必要です。

津軽弁に比べると、女性的な言い回しが多く物腰が柔らかい印象なのが特徴となっています。また南部弁は青森県だけではなく、岩手県の北部~中部にかけての幅広いエリアで使われています。

一文字で伝わる青森の方言

「ズーズー弁」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?青森県に限らず寒さの厳しい地域で住んでいる人たちは、あまり大きく口を開かずに会話をする習性があります。自然とそのような習性の中で生まれたのが、一文字で伝わる方言です。

一文字の会話は、主に津軽弁でよく使われています。本当に一文字だけで会話ができるの?と不思議に感じる人も多いでしょう。それが、できてしまうのです。主によく使われる一文字方言をピックアップして紹介します。

け:かゆい

「け」と突然言われて、頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになる人もいるでしょう?「髪の毛に何かついてる?服に髪の毛がついてる?」と思ってしまう人もいるかもしれません。

一文字方言の中でも、一番多くの意味を持つのが「け」です。主に「痒い」と言う意味で使われますが、他にも「ちょうだい」「お粥」「食べて」「毛」などとも。多様化されているので、文脈や状況で察することも必要となります。

例えば「け?」と聞かれたら「痒い?」、「けー」と言われたら「食べて」というような意味です。

せ:しなさい

「~しなさい」という意味をもつ「せ」は、南部弁でよく使われています。「せ!」というよりは「せぇ」と、小さい”え”を発音するようなイメージです。「読ませぇ(読みなせぇ)」=「読みなさい」、「起きせぇ(起きなせぇ)」=「起きなさい」というような感じで使われます。

標準語だと命令口調になる言葉も、柔らかく聞こえるようになるのが方言の魅力です。

津軽弁では同じような意味で「へ」が使われます。「起きてください」は「おぎでけへ」、「読んでください」は「読んでけへ」という使い方です。

な:あなた

「あなた」という意味で使われる「な」。古語で使われていた汝が、この方言の由来と言われています。津軽弁・南部弁どちらでも使われている方言です。場所によっては「な」の前に軽く”ん”をつけたり、「なぁ」と語尾を伸ばすように使います。

「な、け」と言われたら「あなた、食べて」という意味になります。一文字しか使わないので、少しでも聞き逃すと意味を汲み取れないことがありそうです。

ね:何もない

「何もない」という意味で使われます。「ねぇ」と伸ばすよりは「ねっ」と、軽く小さい”つ”を入れるようなイメージで発音します。強く発音してしまうと、冷たいイメージになってしまうこともあるようです。あまり口を開かずに発音できる王道の方言ではないでしょうか?

め:美味い

青森の方言では「美味しい」も一言で表現できます。「め!」と言い切るよりは「(ん)めぇ!」「めぇ」など語尾を少しだけ伸ばすような言い方です。

「こ(ん)のあめっごめぇなぁ」は「この飴美味しいね」という感じになります。美味しいという言葉を心から伝えたい時に効果的かもしれません。ちなみに青森を含む東北地方では、名詞のあとに「~っこ」とつける場合があります。

わ:わたし

「わ」とは青森の方言で「わたし」を意味します。津軽弁と南部弁では使い方が微妙に変わるようです。津軽弁では女性はあまり使用せず男性が自身のことを指す時に使われます。南部弁では、若年層以外の男女ともに平均して使われている方言です。

県外の人たちが耳にすると謎のやり取りに聞こえる「な!」「わ!?」というやり取りも、「(そこの)あなた!」「わたし!?」と、青森出身の人たちにとってはしっかりと会話が成り立っています。

青森の方言の語尾の特徴

ゆったりとした話し方で柔らかい抑揚のあるイントネーションが特徴的な青森の方言は、心地よさすら感じます。青森の方言と聞いて、イメージする語尾は「~べ」という人も多いのではないでしょうか?

濁音で終わるのが特徴的な青森の方言ですが、もちろんそれだけではありません。テレビなどで何気なく耳にしていた語尾も実は青森の方言だったということもあります。次は語尾に焦点をおいて、青森の方言をみてみましょう。

~きゃ

幅広い文章の語尾に使われるのが「~きゃ」です。ニュアンスとしては「~だよね」「ですか?」「~ね」などのような意味で使われています。例えば「んだっきゃ」なら「そうだよね」、「誰んだっきゃ?」は「誰のですか?」という感じです。

語尾だけではなく、助詞としても使われています。助詞の場合は「したっきゃ」=「そうしたら」、「わきゃ行く」=「私は行く」という使われ方です。

~じゃ

「~じゃ」という方言は、耳にしたことがある人も多いでしょう。特徴としては「~してしまった」「~しなさいよ」などと少し語尾を強める時に使われることが多いです。例えば「はやぐせじゃ」と言われたら「早くしなさい!」と言われているということ。

津軽弁では少し語尾を強くする時に使われますが、南部弁だと少しまろやかな意味合いで使われるようになります。南部弁を使用する人に「無理だじゃ」と言われたら「無理だよ」という意味になります。

~けろ

「~してください」という意味で使われるのが「~けろ」。相手に指示をする時や、お願い事をする時に使われる語尾ですがとてもキュートに聞こえる青森の方言のひとつです。

「それ取ってけろ!」と言えば、カドを立てずにお願いごとができると思いませんか?

~びょん

青森の方言がフランス語に似ているとも言われるきっかけとなったのが、この語尾と言っても過言ではないでしょう。「~だろう」という文章の語尾に使われている方言です。青森で使われている方言の中でも、かなり特徴的な語尾となっています。

「~びょん」は”違う”、”だめ”などの否定的な言葉を使う時の語尾に使われることが多いです。例えば「まいねびょん」と言われたら「駄目だよね」という文章になります。ちなみに「まいね」とは、青森の方言で「駄目」という意味です。

青森の方言一覧【日常会話】

次に紹介するのが青森で一般的に使われている方言です。県外出身の人が青森で暮らす時には、これを知っておくと意味や感情が理解しやすいので便利かもしれません。

また青森県出身の人が思わず口にしてしまった時にも、理解できるとお互いが幸せな気持ちになれるはず。青森の方言に興味がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか?

わいは!

「ありゃま!」「あらまぁ」という意味で使われているのが「わいは!」です。青森県内でも津軽弁で一般的に使われています。びっくりした時や、感情をより豊かに表現したい時に使われることが多いです。

例えると「わいは!たまげだな(ありゃま!驚いた!)」や「わいはーめんごいな(あらまぁ、かわいらしいこと!)」というような感じでしょうか。津軽弁で主に使われている方言ですが、南部弁だと同じ意味で「じゃじゃじゃ」という方言になります。

んだんず?

「そうなの?」という意味で使われるのが「んだんず?」です。ハッキリと明確に発音しない文字も多い青森の方言ですが、この言葉を使う時は”ん”はしっかりと発音します。最初の文字にある”ん”をしっかり発音しないと「だんず」になってしまい、お尻という意味になってしまうので注意が必要です。

ありがとーごし

初めて聞いた人でも察することができるように「ありがとーごし」は「ありがとうございます」という意味です。方言になると、より心がこもった感じに聞こえるのが不思議なところ。

県外の人が発音するのは難しいかもしれませんが、青森出身の人がこの言葉を県外で発した時は、とても感謝をしていると捉えて良いでしょう。

まいね

先述している例文でも使われているように「駄目」という意味で使われているのが「まいね」です。主に津軽弁で使われていますが、南部弁では使っていない地域もあります。使っている地域では「まいね」と表現するところもあるようです。南部弁では同じ意味を表す時に「わがね」という方言を使います。

へば

「それじゃぁ」「じゃあね」「さよなら」を意味する青森弁が「へば」です。別れの挨拶をする時の標準語である「バイバーイ」と同じような感覚で「へばねー」と使います。地域によっては”せば””だば”と表現することも。意味や使い方は同じです。

意味が分かりにくい青森の方言

さらにディープな青森の方言の魅力に迫っていきましょう。一瞬聞いただけでは意味がわかりづらい方言を紹介します。青森出身の人と会話をする時に距離を縮めるきっかけとなったら幸いです。意味がわかりづらい方言でも現在まで一般的に使われているのは、とても素敵なことだと思いませんか?

じょっぱり

「じょっぱり」とは「意地っ張り」「頑固」などを意味します。一見ネガティブなワードにも捉えられがちですが、青森で誕生した日本酒の名前や、居酒屋の名前、ねぷた祭りで使う太鼓の名前にも使われているほどなので愛着を持たれている単語です。

主に津軽弁で使わている方言です。南部のじょっぱり、津軽のじょっぱりなどというセリフがあるように県民性を表した言葉とも言えます。

めぐせ

「恥ずかしい」という意味で使われるのが「めぐせ」です。津軽弁と南部弁どちらでも使われていますが、少し意味が異なります。津軽弁では相手にも自身にも使われているのに対し、南部弁では相手に対してだけ使われているようです。南部弁では「恥ずかしい」という意味の他に「見苦しい」という意味も。

地域によっては相手に対してネガティブなイメージを持つ際に使っていることもあるので、少し注意が必要かもしれません。

つけらっと

「つけらっと」と聞いて何か思い浮かべる言葉はありますか?ほとんどの人がなかなか正解を出せないかもしれません。正解は「知らんぷり」「ケロッと」「ちゃっかり」などを表現した方言です。少しネガティブな意味で使われることが多いように感じられます。

「つけらっとしてー!」と言われたら「もう、知らんぷりしちゃってー!」という意味です。冗談っぽく使えば、相手の気になる仕草も可愛らしく伝えられます。

あべ

人の名字のように聞こえますが、もちろん今回は違います。「行こう」「ついおてきて」などの意味を表している青森の方言です。昔使われていた”歩いて行くべし”という言葉がルーツの方言となっています。

発音としては「あ」と「べ」の間にほんの少し小さい「ん」を入れるようなイメージで発音します。「のってあ(ん)べ」と言われたら、一緒に車で乗って行きませんか?というような意味となります。

けっぱれ

大人気アプリ「星のドラゴンクエスト」でも方言スタンプとして取り入れられた特徴的なセリフです。しかし馴染みの無い人にとっては意味が伝わりにくい方言のひとつでしょう。

「けっぱれ」とは標準語で「頑張れ」という意味です。他人を応援する時は「けっぱれー」と言いますが、自身の決意表明の時には「けっぱる(頑張る)」という使い方になります。発音も難しくないので、県外出身の人でも比較的使いやすい青森の方言のひとつです。

響きがかわいい青森の方言

実は方言が可愛らしいことでも注目を集めているのが青森弁です。最後に響きがとっても可愛らしい青森弁を紹介します。可愛らしい方言は若年層同士の会話でも取り入れられていることが多いようです。青森県には県外出身者の人も、思わず使いたくなるくらいの可愛らしい方言に溢れていました。

ちょーちょー

花々を渡り歩いている蝶々を指している言葉ではありません。青森の方言の中でもナンバーワンの可愛らしさを誇るのが「ちょーちょー」です。主に「ねぇねぇ」と相手を呼ぶ時に使われています。青森県に限らず若年層が少しずつ方言離れし始めていますが、現在も多用されています。

人によっては馴れ馴れしく感じられてしまうので、家族や友人、恋人などを呼ぶ時に使ってみましょう。「ちょーちょー」と優しく呼ぶのが可愛らしく聞こえるコツです。

かちゃくちゃね

初めて使う人は噛んでしまいそうな「かちゃくちゃね」。これは標準語で「ぐちゃぐちゃ」「散らかった」などを意味する方言です。これを使用する時には、物質的なことだけではなく心理的なことでも使われています。

例えば「かちゃくちゃね部屋だな」とは「散らかった部屋だなぁ」という意味です。心理的な意味で言うと「あー!かちゃくちゃね!」と発していたら、頭にきている・イライラしていることを現しています。

もちょこちぇ

先述している「かちゃくちゃね」と同じようなニュアンスにも感じられますが、意味は違います。「もちょこちぇ」とは青森の方言で「くすぐったい」という意味です。

例えば標準語で「くすぐったいってば!」という時は、青森の方言で「もちょこちぇでば」と表します。逆の立場で言うと「くすぐる」ことを「こちょがす」、「くすぐらないで!」を「こちょがすな!」と言います。

青森の方言は独特でかわいい!

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車のCMでも話題となったフランス語にも似た青森弁はとってもキュート!独特の言い回しが、県外出身者の心を掴みます。今すぐ使うことは難しいかもしれませんが、青森県に赴いた時や青森出身者と会話をする時に距離を縮めるきっかけとして覚えておくのもおすすめです。

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