
タイで働くと平均月収はどれくらい?平均月収を職業別に紹介!
2020.09.18
Trimaタイ編集部
気候が暖かく物価が安いタイで暮らしてみたい!と思ったことはありませんか?そんな思いがあっても気になるのは働く場所や収入のことでしょう。そんな気になるタイの平均月収や収入を得るための職業、タイの暮らしについてご紹介していきます。
タイのお給与事情を紹介!
タイで働く方が年々増え、海外就職先としても人気が高まっています。しかし、タイの給与はどのくらい?貯金ができるくらい給与はもらえるの?タイの給与事情について検討がつかない人も多いでしょう。
働く前にある程度給与についての知識や情報を得ていると安心できるでしょう。とても気になるタイのお金の真相についてご紹介していきます。
タイの金銭事情について
タイの平均月収は年々増加していると言われています。平均月収が増加しているとしても、貧富の給与の格差は激しい状況がみられています。
そんなタイの最低賃金や貯金額など気になる金銭事情について詳細をみていきましょう。
タイの最低賃金
先進国にしては低いと指摘される日本の最低賃金とタイの最低賃金を比較すると、20年(1998年~2017年)でタイの最低賃金が2倍近くに増えているのだそうです。
最も最低賃金が増加したのは、バンコク周辺の地域であり、タイの首都周辺が発展して盛んになっていることが分ります。
さらにタイの最低賃金の引き上げ幅は1日5~6バーツで、1日の最低賃金は313~336バーツになると2020年1月から適用されることが承認されています。
月収1万バーツ以下は「貧乏」
タイでの月収1万バーツ以下は「貧乏」と言われています。タイの物価はとても安いですが、月収15,000バーツが中流だという認識があるようです。
首都中心のバンコクでは地方に比べ物価が高く、地方都市の月収は5,000バーツ(農業や林業の場合)と低いと言われています。
バンコクやその周辺と地方都市との給与の差は激しく、地方都市の田舎で働く人たちは夫婦で共働きする方が一般的であり、副業をする方も多いそうです。
タイの平均貯金額
タイの平均貯金額はいくらぐらいなのでしょうか。月に平均貯金額は約28,000バーツ(約10万円)だそうです。貯金額が少ない人でも5,000バーツ(約2万円)未満は貯金をされているそうです。
多い人では60,000バーツ(約22万円)以上貯金されている方もいるそうですが、タイで貯金をしている方は給与の約10%程度を貯金されていると言われており、タイでの貧富の差がみられます。
タイの方でもそのまま貯金しておくのではなく、不動産投資や株式投資をして資産運用している方も増えているようです。
タイの平均月収が高い職業・低い職業とは?
自分のスキルや資格、経験などを活かして働く際に、自分の職業はどのくらいの月収が見込めるのか気になるところでしょう。タイで働くには平均月収を知っておく必要があります。
タイの平均月収は日本円にしてだいたい12万円くらいです。しかし職業により平均月収が高い職業と低い職業があります。具体的に職業別にみていきましょう。(1バーツ=3円と仮定)
建築関係
建築関係の平均月収をみていきましょう。建築関係の職業は 建築物の設計やデザイン、施工管理する建築士や家などを造る大工などです。
建築士では平均すると月収47,268円(約月収15,756バーツ)であり、大工の職業では平均月収がだいたい2万円(月収約6,944バーツ)くらいです。
建築士という国家資格があると月収はまだ高い方ですが、大工の月収では1万バーツ以下であるため建築関係の仕事の平気月収は低いと言えるでしょう。
医療関係
医療関係の平均月収をみていきましょう。医師では平均月収は153,855円(約月収51,285バーツ)、歯科医師では、145,077円(約月収48,359バーツ)、薬剤師では52,167円(約月収17,389バーツ)くらいだそうです。
日本人からすると、金額的には労働量に満たない月収に見えることでしょう。しかし、タイでの職業の中でも医療関係は平均月収が高い職業です。
医療に関する知識や技術、精神面などを考慮すると月収が高い職業であることは納得できるでしょう。
広告関係
広告関係の月収を見ていきましょう。例えば行政や各種団体などの活動内容や商品などの情報発信を行う業務である広報担当の平均月収は、約29,157円(約月収9,719バーツ)と言われています。
日本で広報担当の方の月収は30万円程度になりますが、タイでの広報による月収金額は1万バーツに満たないため、広報関係の平均月収は比較的低い職業と言えます。
情報発信の方法や活動内容により 業務の大変さの違いも考慮する必要があるでしょう。
配送関係
配送関係の平均月収をみていきましょう。例えば運送会社の配送倉庫勤務である管理作業であれば、平均月収は約27,000円~36,000円(約月収9,000~12,000バーツ)だそうです。
配送する距離や運ぶ商品や内容により平均月収の幅がみられますが、体力を消耗する業務もあり、平均月収としては低い職業に分類されます。
そのため、生活を安定させるために仕事を掛け持ちして働いている方は、一般的に多いようです。
接客業
接客業の平均月収をみていきましょう。首都バンコクで日系居酒屋マネージャーとして勤務した場合、平均月収は約60,000~90,000円(約月収20,000~30,000バーツ)です。
接客業の平均月収は高い職業と言えるでしょう。タイに訪れる外国人に対して日本語や英語などが話せる、理解できる存在はお店の利益にもつながるため、高い月収が見込めそうです。
おもてなしの心に自信がある方にはおすすめの職業と言えるでしょう。
一般事務
一般事務の平均月収をみていきましょう。データ入力や社内外で書類の作成に処理、来客接客などの業務をする一般事務の平均月収は、約27,933円(約月収9,311バーツ)と言われています。
タイの大卒資格者でも、職業により平均月収は大きく違い、一般事務の職業は平均月収が低い職業に分類されます。体力的な消耗は少なそうですが、頭を使う作業や来客の対応など精神的な負担がある業務を考慮するとやはり平均月収は低いと言えます。
アルバイト
アルバイトの平均月収をみていきましょう。スターバックスコーヒーのショップ店員アルバイトでは時給は約150円(50バーツ)程度です。月に20日8時間勤務したとすると、平均月収は24,000円(約月収8,000バーツ)になります。
セブンイレブンのコンビニ店員アルバイトでは、時給は約120円(40バーツ)程度、月に20日8時間勤務すると、平均月収は19,200円(約月収6,400バーツ)だそうです。
タイの方ではおしゃべりしながら対応したり、疲れたら壁に寄りかかって作業するなど、日本の仕事をする姿勢に比べて楽観的な態度で対応する傾向もあるそうで、アルバイトの平均月収は低いです。
タイの暮らしについて
タイの暮らしについてお伝えしていきます。タイで暮らして生活していくのに、タイの物価のことや貧富の差が激しいこと、タイの失業率についても知っておくと安心感につながります。
タイでの暮らしのイメージを広げ、よりよいタイの暮らしができるよう参考にしてみましょう。
タイの物価
タイの物価が日本より安いことはご存じの方も多いでしょう。ではどのくらい安いのでしょうか。日本では500mⅼのペットボトルの水が130円だとすると、タイでは20円ぐらいだそうです。
タイでの露店やフードコートでは1食150円~200円でお腹を満たせるくらい食事することも可能であり、ジムやプール付きで月5万で住めるなど、日本よりタイの物価がとても安いことが分ります。
日本に比べるとタイの物価はとても安いことが分ります。日本で暮らす3分の1の生活費で暮らせると言われています。
貧富の差が激しい
東南アジアの国の中でも貧富の差が激しいと言われているのがタイの国です。なぜこのような貧富の差があるのでしょうか。
それはタイの田舎では、自給自足の暮らしをする方がほとんどであり、農業や自営、出稼ぎにより収入を得ていることから、収入が高く得られる職業で働く都会の人に比べると収入が低いことが上げられます。
しかし、貧富の差はありますが、自給自足の田舎でも食事や住居にお金がほとんどかからないため、田舎の暮らしに幸福感を感じている方がいることも実状のようです。
タイの失業率
タイの失業率が低いことをご存じですか?前年度までは1%を下回っていましたが、2019年2月にはタイの失業率は1.1~1.2%の見通しがあり、それでも諸外国に比べて健全なレベルと言われています。
日本の失業率は2019年は約2.4%であり、タイの失業率が低いことが分ります。タイの失業率が低いのは、タイの少子高齢化に伴う労働不足の状況や最低賃金であるタイの労働者を大量に雇うなど、仕事を辞めてもすぐに転職できる状況があることが要因と推測されます。
タイで日本人に人気の職業
タイで日本人に人気のある職業をみていきましょう。日本人だからこそ必要とされる職業や働く場所はあります。特に人気がある職業は「飲食・サービス関係」や「旅行・ホテル会社」です。
それぞれなぜ日本人に人気のある職業なのか職業の魅力と理由についてお伝えします。
飲食・サービス関係
タイの首都バンコクでは日本人が多く住んでいます。そのため、日本食レストランなども増えており、飲食・サービス関係の仕事の募集も多い状況があるようです。
短時間の勤務やシフト勤務など子育て中のママでもパートで働ける環境を整えている所もあり、初めての日本人でも働きやすい勤務体制が考慮されているのは魅力的です。
また 日本人向けのレストランであれば、同じ日本人の接客のため、ストレスも少なく対応できることも人気の理由と考えられます。
旅行・ホテル会社
旅行・ホテル会社の求人募集も比較的多いそうですが、タイ語を求められることもあり、どこの国の方が来ても対応できるスキルや能力がある方は採用されやすく、基本的に英語のコミュニケーション能力は必須になります。
しかし旅行・ホテル会社では英語のコミュニケーション能力以外に特別な資格は必要がありません。給与は安い傾向がありますが、常に日本人にとっては注目されている職業であり人気があります。
様々な国籍の方とコミュニケーションができる機会が増えるのは、旅行・ホテル会社の職業の魅力でもあるでしょう。
タイの暮らしに憧れを持つ日本人も多い
タイの平均月収や収入を得るための職業、タイの暮らしについてご紹介してきました。タイでは日本より物価が安く、タイの方は楽観的で陽気な方も多いため、気候が暖かいタイの暮らしに憧れる日本人は多くなっています。
日本のストレス社会から抜け出して、また違った生活をしてみたい方には最適な国と言えます。平均月収が低くても豊かに暮らすことも可能であり、自分に合ったタイでの暮らし方を見つけてみましょう。
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