
タイにはチップの風習がある?必要な場所や相場・要らないシーンとは
2020.09.18
Trima編集部
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タイにはチップ文化があるのでしょうか?日本人にはなじみのないチップですが、タイではチップを払う風習があります。今回は、ホテルやマッサージ店などのチップが必要な場所や相場、渡し方などを解説!最後にタイを訪れた際の注意点も紹介します。
目次
- タイ旅行でのチップはどうするべき?知っておけば安心!
- 日本人にはないチップの習慣
- タイでチップが必要な場所【ホテル】
- 宿泊先のホテルでチップを払う場面
- チップの相場
- チップの渡し方
- 連泊する場合は毎日必要
- タイでチップが必要な場所【レストラン】
- レストランでチップを払う場面
- タイでチップが必要な場所【タクシー】
- タクシーでチップが必要な場面
- チップの相場や渡し方
- タイでチップが必要な場所【マッサージ】
- マッサージやSPAサロンでチップを払う場面
- チップがいらないシチュエーションや場所
- サービスに満足できなかった
- 屋台やフードコート
- タイを訪れた際に注意すべきこと
- ゴミのポイ捨て
- 喫煙
- アルコールの販売制限
- サービスに満足したらスマートにチップを払おう!
タイ旅行でのチップはどうするべき?知っておけば安心!
アジア圏の多くの国ではチップを払う風習がありません。よって、タイもチップは要らないのでは?と思ってる方もいるでしょう。タイは東南アジアの中でも観光地化がすすんでおり、経済的にも急成長を遂げている国です。特に観光客が多く訪れるバンコクでは、チップ文化は存在すると言います。
今回は、タイのチップ事情をあますとこなく紹介していきます。ホテル、レストラン、タクシー、観光客が多く訪れるマッサージ店などのチップの相場や渡し方を解説!チップが要らない場所についても見ていきます。
日本人にはないチップの習慣
日本ではチップを渡す習慣がないため、海外に行くと戸惑ってしまう方もいるでしょう。アメリカに代表される地域では、サービスにチップという形で支払うのが主流。チップ文化がある国では、チップは給料報酬の一部。たとえ良いサービスを受けなくても、最低限のチップを支払うのがマナーです。
もちろん、より良いサービスを受ければ、感謝の気持ちとしてチップを上乗せして払います。それによって、「ありがとう」という気持ちを伝えることができ、サービスが評価されたことになります。
チップ文化がある国では、迷った時はチップを渡すのが賢明!若干多めに渡せるように、小額の紙幣を準備しておくと安心です。
タイでチップが必要な場所【ホテル】
タイでチップを支払うのは、ホテル、レストラン、タクシー、それから日本人観光客もよく訪れるマッサージ店です。まずはホテルでのチップの相場や渡し方を見ていきましょう。
ホテルでは、さまざまなシーンでチップが必要となります。基本的には、サービスを受ければそのたびチップを渡すのがマナーですが、まだアメリカほど根付いてないのも現実です。具体的に見ていきましょう。
宿泊先のホテルでチップを払う場面
アメリカではサービスを受ければそのつどチップを払うのが当たり前ですが、タイではそこまでシビアに考えなくて構いません。基本的に抑えておいてほしいのは3つのシーンです。
荷物を運んでくれ部屋の案内をしてくれたボーイさん、ベッドメイキング、ルームサービスを利用した時です。アメリカでは、コンシェルジュに何か調べてもらったり、ツアーを手配してもらった際にもチップを払いますが、タイではそこまでする人はあまりいません。
チップの相場
相場は、ホテルのランクによっても前後します。荷物を運んでもらったり、ベッドメイキングを頼む際、20B(70円)程度が相場です。一つのベッドにつき20Bと考えておくと良いでしょう。2人でダブルベッドに泊まったなら、通常二人分のチップを置いていくのがマナーです。
4つ星以上の高級ホテルに泊まる際は、100B(300円)ぐらい渡しておくと安心でしょう。
チップの渡し方
チップを渡す際は、あくまでもスムーズに!ベッドメイキングへのお礼のチップは、枕元やサイドテーブルなど、分かりやすい場所に残しておきます。
ソファーテーブルに置くと、忘れ物と勘違いされてしまいますので注意しましょう。また、風で飛ばないように何かで押さえておいたり、メッセージを添えておくと喜ばれます。
ルームサービスをお願いしたりボーイさんに渡す時は、折り畳んだ紙幣をすっと手元に渡すのがスマートです。
連泊する場合は毎日必要
連泊する場合は、一日目だけ置けばよいと思ってはいませんか?ピローチップは毎日必要です。一回のサービスに対する感謝の気持ちですから、連泊する場合は毎日チップを残しておきましょう。清掃スタッフは日々変わる可能性もあります。サービスに対する感謝のチップはけちらず置いておくのがスマートです。
また、何らかの理由で部屋を汚してしまった場合は、通常よりも多めにチップを残しましょう。
タイでチップが必要な場所【レストラン】
タイでは、どんなレストランで食事をしてもチップが必要なのでしょうか?タイには様々なタイプのレストランがあります。セルフサービスや屋台を利用する人も多いのではないでしょうか。ここからは、レストランでのチップ事情を見ていきましょう。
レストランでチップを払う場面
扉があり冷房が効いてるレストランは、基本的にチップが要ると思っておくと良いでしょう。
逆に言うと、ファーストフード店や食堂など、セルフサービスのお店ではチップは必要ありません。また、お会計にサービス料が含まれている場合も、基本的には支払わなくてOK!端数だけ受け取らずそのまま置いておく方が多いです。
チップの相場
チップが含まれてない場合は、通常5~10%のチップが必要!20Bを残しておくのが一般的とされています。もちろん高級レストランだともう少し高く、20~100Bぐらい見ておくと良いでしょう。サービスに満足したなら、若干上乗せして払ってあげると喜ばれます。その際は感謝の気持ちも忘れずに!
チップの渡し方
テーブル会計の場合は、チップをテーブルに残しておけばOK!レジ会計の場合は、レジで直接渡すか、横に置いてあるチップボックスを利用します。クレジットカードで支払う際は、チップを別途置いて帰ると良いです。
クレジットカード支払いの場合は、チップを置く人はあまりいません。しかし、良いサービスにはしっかりチップという形で答えたいものです。
タイでチップが必要な場所【タクシー】
タイのタクシー料金は初乗りがたった35B(約110円)。さらにタクシーの台数も多いので、観光客にとっては便利な移動手段ではないでしょうか。タイのタクシーは基本的にメーター走行ですが、稀に値段交渉してくるドライバーもいます。特に観光スポットに多いです。
ここからは、タクシーでチップが必要な場合と相場や渡し方を見ていきましょう。
タクシーでチップが必要な場面
アメリカのようにタクシーでのチップ文化はさほど根付いていません。基本的には、どんなタクシーに乗ってもチップは必要ないと言います。ただし荷物の積み下ろしがあったり、観光スポットを案内してくれたりと、何かサービスを受けた場合はお礼の形をチップで示しましょう。
メータ制のタクシーの場合は、端数をもらわずチップとすることが多いです。そもそも運転手がお釣りを持ち合わせてなないこともありますし、端数を渡さないドライバーも少なくありません。
値段交渉で乗車した場合は、チップは不要!言われた金額のみを支払えばOKです。
チップの相場や渡し方
荷物の積み下ろしをお願いした場合は、通常荷物1つにつき20B払います。通常はチップを払う必要はありませんが、お釣りが端数(5B以下)の時は受け取らないのが主流です。
観光スポットを案内してもらったり、会話が盛り上がったなど、特別なサービスを受けた場合は、20B~少し多めにチップを渡すと喜ばれるでしょう。乗車代金に上乗せして払い、お釣りをとっといてもらえばOKです。
タイでチップが必要な場所【マッサージ】
タイと言えばマッサージの宝庫!マッサージやSPAに行くためにタイを訪れる人もいるほど。タイコスメも徐々に日本でブームになってきており、美容に関心が高い女性からも人気があります。では、マッサージ店やSPAサロンではチップは必要なのでしょうか?
マッサージやSPAサロンでチップを払う場面
マッサージやSPAサロンでは、基本的にチップが必要!短時間の足つぼマッサージであっても、チップを渡すのがマナーです。もちろんマッサージの時間によっても料金は変わってきます。
タクシーやホテル以上にチップが必要になるのがマッサージやSPAサロンです。施術を受ける際は、必ずチップを用意しておきましょう。
チップの相場
チップの相場は、マッサージの内容や時間によって変わってきます。通常の庶民的なフットマッサージやタイマッサージの料金は200~300Bほど。チップとして50Bも支払えば十分でしょう。相場としては代金の20%と考えておけば良いです。
高級なマッサージ店になれば、料金も跳ね上がり500B以上することも。そのような場合は、1時間につき100Bのチップを支払いましょう。延長した場合も、チップを追加すると喜ばれます。
チップの渡し方
マッサージやSPA店は前払い制!チップを渡すタイミングは、施術が終わって帰るタイミングです。着替えが終わって出口に向かうと、担当者が出口で見送ってくれるでしょう。このタイミングで折り畳んだ紙幣を渡してあげましょう。もちろん、着替えを終えて更衣室から出たタイミングでも構いません。
感謝の気持ちを言葉にしながらチップを渡すとスムーズです。マッサージ師の給料は非常に安く、チップも収入源の1つです。ここでは忘れずにチップを渡してあげるようにしましょう。
チップがいらないシチュエーションや場所
タイのチップ文化は、アメリカほど強く根付いてる訳ではありません。タクシーでは基本的にチップの文化はなく、端数分のお釣りを受け取らない程度です。ホテルではボーイやベッドメイキングにはチップを渡しますが、コンシェルジュに渡す人はさほど多くありません。
ここからは、チップを渡さなくて良い状況を説明していきます。
サービスに満足できなかった
サービスに満足できず、「チップは渡したくない」という方もいるでしょう。チップ文化はありますが、渡さなかったからといって誰かから責められる訳ではありません。もちろん、不満をあらわにしたいならチップを渡さないという選択もできます。
しかし、チップも収入源の1つとなっている人にとっては大きな損失になることを忘れずに!
屋台やフードコート
屋台やフードコートでは、通常カウンター越しに注文をし、料理の準備ができたらご自分で取りに行きます。よって、ウエイターに運んでもらうことはほとんどありません。日本だと屋台やフードコートでも笑顔を振りまき、ある程度のサービスを受けられますが、タイは違います。
注文してからのスピードを考えたり、お客さんのために笑顔を出すと言うサービスはあまりないんです。もちろん、何かしてもらったりサービスを受けた場合は、任意でチップを渡しても問題ありません。
タイを訪れた際に注意すべきこと
最後にタイを訪れた際の注意点を紹介しておきます。日本ではマナー違反だとわかっていながらも、ゴミのポイ捨てをする人はたくさんいます。
しかしタイでは、ゴミのポイ捨てが見つかると罰金を請求されるとか。知らないでやってしまうと、痛い目見ますので、これから紹介する注意点をしっかり頭に入れておきましょう。
ゴミのポイ捨て
バンコクを始めとする主要都市で取り組んでいるのが、ゴミやタバコのポイ捨てへの罰金です。繁華街では警察が見張っており、最高で2000Bの罰金が請求されると言います。ゴミだけでなく、唾吐きも罰金の対象ですので、十分に気を付けてください。
喫煙
タイでは禁煙化が進んでおり、バスや電車、公共施設の多くが禁煙です。またエアコンの効いた建物ではほぼ禁煙を実施しており、当然オフィスも全面禁煙です。公共施設はどこも禁煙だと考えておくと良いでしょう。
喫煙者にとっては厳しい状況ですが、喫煙が見つかると罰金2000B取られますので、タバコを吸う場所には注意した方が良いです。
アルコールの販売制限
たばこ・アルコール類の販売に関しても制限が設けられています。たばこは、そもそも展示販売が禁止されており、店頭には陳列されていません。
アルコールに関しては、11:00~14:00、17:00~24:00のみ販売しています。またアルコールが飲める飲食店でも、販売不可の時間帯にはアルコールを出さないお店も。選挙の前日や仏教関係の祝日にも制限されることもあります。
サービスに満足したらスマートにチップを払おう!
タイのチップ文化はアメリカほど根付いてる訳ではありません。しかし、マッサージ師などチップが大きな収入源となってる方もいます。
サービスに満足したらぜひチップで感謝の気持ちを表して!マッサージやSPAサロンでは、極力チップを払う方が親切です。20Bが基本になりますので、多めに用意しておきましょう。
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