
エディンバラ城には幽霊が?ハリーポッターの魔法学校のモデルの城の噂とは
2020.09.27
Trima心霊編集部
スコットランドにある「エディンバラ城」は、ハリーポッターに出てくるホグワーツ魔法学校のモデルになったお城です。年間100万人が訪れる人気観光地ですが、幽霊が出るという噂も多くあります。今回は、エディンバラ城が心霊スポットになっている噂の真相に迫ります。
目次
- 「エディンバラ城」には幽霊が出る?!
- エディンバラ城とは?
- エディンバラ城の歴史
- ハリーポッターホグワーツのモデルとしても有名
- エディンバラ城はスコットランドいちの心霊スポット
- スコットランドで最も幽霊が出る場所
- 幽霊が出る理由には歴史が関係している?
- 城の地下で行方不明になった人も
- エディンバラ城の幽霊の噂の真相
- 超常現象調査が行われた
- 調査結果
- エディンバラ城の主な心霊現象
- エディンバラの街全体が心霊スポット?
- エディンバラには世界で1番怖い墓地が存在する
- グレーフライアーズ・カークヤードのポルターガイスト
- ジョージ・マッケンジーの呪い
- ヴォルデモート卿のお墓?!
- グレーフライアーズ・ボビーの逸話
- オカルト好きにはたまらない街
「エディンバラ城」には幽霊が出る?!
日本にも幽霊が出ると噂されている城はいくつかありますが、ヨーロッパにも同様に幽霊が出ると言われている城があるようです。それが観光スポットにもなっている「エディンバラ城」です。城内には幽霊が出るという噂が絶えません。
今回はエディンバラ城について、どのような城かを紹介するとともに、幽霊の噂の真相について詳しく紹介します。
エディンバラ城とは?
名前だけは聞いたことがある人も多いであろう、エディンバラ城。どのような城か詳しく知っている人はそれほど多くありません。
そこで、ここではエディンバラ城の幽霊についての噂を紹介する前に、まずはその歴史を紹介します。
エディンバラ城の歴史
エディンバラ城は、6世紀にケルト人が砦を築いたことで歴史が始まりました。要塞として使用されていましたが、人間が定住するようになったのは紀元前9世紀頃ではないかと言われています。
13世紀にはマルコム3世が城を建てましたが、城の建築物は16世紀以前に建てられたものが多いです。15世紀にスコットランドの中心になったことで、この地の王が住む場所となりました。
その証拠に、城内のいたるところにレッドライオンという王の紋章があります。未だにセレモニー用として駐留部隊がおり、珍しい城となっています。
ハリーポッターホグワーツのモデルとしても有名
世界で大ブームを巻き起こした長編ファンタジー小説「ハリーポッター」の作者、J・K・ローリングは、エディンバラに住んでいました。
そのため、ハリーポッターの中に出てくる街並みや建物はエディンバラにある場所を参考にしたとされている場所も多いです。エディンバラ城はその中で最も有名なものであり、魔法学校のホグワーツのモデルとなりました。
特に、城の南側にあるグラスマーケット広場から見ると、かなりホグワーツのイメージに近いエディンバラ城が見られます。
エディンバラ城はスコットランドいちの心霊スポット
エディンバラ城はスコットランド・エディンバラのシンボルとなっています。エディンバラを訪れる観光客のほとんどがこの城を訪れると言っても過言ではありません。その一方で、心霊スポットだと言われることもあります。
では、なぜエディンバラ城が心霊スポットとして知られるようになったのでしょうか。
スコットランドで最も幽霊が出る場所
エディンバラ城はスコットランドの中心的な観光地で年間100万人もの人が訪れる一方、最も幽霊が出る場所としても知られています。
もちろん、スコットランド内には他にも心霊スポットと呼ばれる場所があったり、地元の人が恐れている場所があったりしますが、エディンバラ城以上に高確率で霊に遭遇する場所はないと言われています。
夜に訪れた際だけでなく、昼間に観光している時でも目撃情報が報告されており、怖いものが嫌いな人は観光の際に気を付けましょう。
幽霊が出る理由には歴史が関係している?
幽霊が出るのには、エディンバラ城の歴史が関係している可能性があります。この城では昔、魔女狩りが行われており、その後は戦争で多くの人が命を落とし、そして処刑も多く行われてきました。
エディンバラ城で亡くなる人が多かったため、幽霊が何百年にも渡って出続けていると言われています。この城で殺された人の中には無実で殺された人も少なくなく、その時の悔しさや怒りが原因となって幽霊として居座っているのかもしれません。
城の地下で行方不明になった人も
エディンバラ城はその地域の王が住んでいる場所でした。王は人々から尊敬されていることが多いですが、時には敵に狙われることもあります。そのため、いつでも身を隠せるように城の中には様々な仕掛けが作られていました。
中でも複雑に作られていたのが城の地下です。そのため、地下に工事のために入った配管工が行方不明となってしまったようです。プロですら迷ってしまうエディンバラ城の地下は、1度迷ったら2度と生きては出られないと言われています。
エディンバラ城の幽霊の噂の真相
エディンバラ城に幽霊が出るといっても、ただの噂ではないか、城にはよくある話だと思う人も多いでしょう。エディンバラ城では、かつて幽霊が出るという噂があまりにも広まっていることから調査が行われました。
ここではエディンバラ城の噂の真相に迫るとともに、報告されている心霊現象を紹介します。
超常現象調査が行われた
エディンバラ城でポルターガイスト現象の報告数があまりに多いことから、2001年にエディンバラ国際科学祭の一環として、200名もの調査員を派遣して超常現象の調査が行われました。
調査方法はとてもシンプルで、城内でも幽霊の目撃情報が多い場所に調査員が留まり、一定期間観測を行うというものでした。
調査は昼夜問わず行われ、この調査によって超常現象が本当に起こるのか、ただの噂レベルのものなのかが明らかになると期待されていました。
調査結果
200名もの調査員が派遣されて行われた調査では、実に50%以上が何らかの超常現象はあったことを報告しました。その原因は残念ながら分かっておらず、科学的に超常現象が証明されたわけではありません。
しかしこれだけ多くの調査員が超常現象を記録したことから、エディンバラ城に幽霊が出るというのは噂ではなく、本当のことであるとされました。
この調査をきっかけにエディンバラ城には本物の幽霊が出ると話題になり、更に多くの観光客が訪れるスポットとなりました。
エディンバラ城の主な心霊現象
エディンバラ城では数々の心霊現象が目撃されています。その中でも頻繁に目撃されているのは、城内で聞こえるうめき声です。特に牢獄があったとされる地下や大砲の周辺、通路は多く報告されています。
その他にも、首のない女性に幽霊がリズムを刻んでいる、歩いていたら急に手を引っ張られた、白い服を着た少年が歩いているなどの目撃情報も絶えません。エディンバラ城で最も幽霊が出ると言われているスポットはクラウン・スクエアです。
エディンバラの街全体が心霊スポット?
スコットランドの首都であるエディンバラは歴史のある美しい街並みを現代でも保っており、1995年には世界遺産に登録されました。17世紀には城とエディンバラの中心部を結ぶ秘密地下が発見され、ミステリアスな街として有名になりました。
現在、エディンバラでは普通の観光だけでなく、心霊スポットを巡るツアーが多く開催されています。その場所で起こった出来事を話しながら、エディンバラの街中を歩きまわる「ゴースト・ウォーキングツアー」が人気となっています。
開催時間は夜なので雰囲気もあり、怖さに耐えられなくなる人もいるようです。
エディンバラには世界で1番怖い墓地が存在する
エディンバラにあるのは城だけではありません。エディンバラ城以上にポルターガイスト現象が報告されている場所が「グレーフライアーズ・カークヤード」です。ここは世界1怖い墓地としても知られており、今でも訪れる人が後を絶ちません。
ここではグレーフライアーズ・カークヤードがなぜ有名になったのか、どのような逸話が残されているのかについて紹介します。
グレーフライアーズ・カークヤードのポルターガイスト
まず紹介するのが、世界で1番怖い墓地という異名を持つ「グレーフライアーズ・カークヤードのポルターガイスト」です。テレビや雑誌で紹介される定番スポットであり、世界から取材されています。
墓場は霊が集まるかと思われがちですが、実は悪さをするような霊はほとんどいないようです。しかし、グレーフライアーズ・カークヤードだけは異なります。
数年の間に170人もの人が気絶したり原因不明の火傷、骨折、鼻血などの怪我を負ったりしています。
ジョージ・マッケンジーの呪い
グレーフライアーズ・カークヤードが有名になったのには、「ジョージ・マッケンジーの呪い」の逸話が関係しています。ジョージ・マッケンジーはチャールズ2世の上級官吏でした。
彼は極悪非道な人物として知られており、拷問が趣味になっていました。キリスト教長老教会派を嫌っていたことから、1,200人もの信者たちを墓地内の刑務所に投獄して迫害したと言われています。そのうち1,000人以上を虐殺したとされています。
1691年に死亡し、遺体は墓地内の霊堂に入れられ、人の目の届かないところに追いやられました。しかし、1999年にホームレスがその霊堂の扉を開けてしまい、ジョージ・マッケンジーの呪いが解き放たれてしまいました。
この霊堂付近では500件以上のポルターガイスト現象が報告されており、墓地の一部分を一般来訪禁止としました。現在はガイドツアー参加者のみ霊堂を見ることができます。
ヴォルデモート卿のお墓?!
ヴォルデモートといえば、ハリーポッター内に登場する架空の魔法使いです。そのモデルとなったと言われている「トーマス・リドル」という人物のお墓がグレーフライアーズ・カークヤード内にあります。
また、グレーフライアーズ・カークヤードの近くには、ハリーポッターの著者が作品を書く際に利用していた「エレファント・ハウス・カフェ」というカフェもあります。
そのため、オカルト好きだけでなく、ハリーポッターファンも世界中からこの場所を訪れています。花や手紙が供えられているため、すぐにどのお墓がヴォルデモート卿のお墓と言われているのか分かるでしょう。
グレーフライアーズ・ボビーの逸話
グレーフライアーズ・カークヤードに埋葬されているのは人だけではありません。グレーフライアーズ・ボビーという犬も埋葬されています。この犬は、19世紀にジョン・グレイという警察官に飼われていました。
しかし、ある時グレイは亡くなってしまい、グレーフライアーズ・カークヤードに埋葬されました。ボビーはそれからお墓のそばで暮らすようになりました。
14年の月日が経ち、1872年に亡くなってしまいました。市民はボビーの飼い主愛に感動し、入り口近くに埋葬され、銅像も設置されました。
オカルト好きにはたまらない街
今回はスコットランドにあるエディンバラ城について詳しく紹介しました。原因は特定されていませんが、ポルターガイスト現象が多く報告されているのは事実であり、霊を超えた何かがいる可能性もあります。
歴史好きだけでなく、オカルト好きにはたまらない街です。スコットランドを訪れる際は、ぜひエディンバラの街を堪能してみてください。