
沖縄の森川公園には実は怖い噂が?過去の事件や噂される心霊体験談とは
2020.09.26
Trima心霊編集部
沖縄県にある森川公園は美しくのどかな景色が楽しめる場所として、市民や観光客の憩いの場所になっています。しかし、過去に起こった恐ろしい事件にまつわる心霊現象も多く報告されているのです。この記事では森川公園に関する心霊現象について徹底解説しています。
沖縄県の森川公園は素敵な場所?怖い場所?
沖縄県宜野湾市にある森川公園をご存知でしょうか?美しい景色とのどかな雰囲気が楽しめる森川公園は、市民の憩いの場として、また観光客が訪れる人気スポットとして毎日多くの人々で賑わっています。
そんな森川公園には、実は心霊スポットとしての側面もあることをご存知でしたか?一見すると何の変哲もない平和な公園に思えるものの、実は多くの心霊現象が報告されている心霊スポットでもあるのです。
この記事では森川公園で過去に起きたとされる凄惨な事件に加えて、噂されているさまざまな心霊現象について特集しています。沖縄県で本当に怖い心霊スポットをお探しの方は、ぜひご覧ください。
森川公園について
沖縄県内にお住まいの方でもない限り、森川公園の名前を聞いたことがある人はそう多くないことでしょう。宜野湾市真志喜にある森川公園は、那覇空港から30分ほどでアクセスできる距離にある公園です。
朝10時から夕方5時まで年中無休で開園しており、交通アクセスも至便なので毎日多くの人が散歩や憩いのために訪れています。
沖縄に訪れた際には、主要な観光スポットだけではなく、森川公園のような市民の憩いの場所に足を運んで、ゆっくりと時間を過ごすのもよいでしょう。以下では、森川公園の概要についてご紹介していきます。
昼間はのどかな公園
「沖縄県内で有名な心霊スポット」のリストの中に必ずと言ってよいほど名前が挙げられる森川公園ではありますが、おどろおどろしい雰囲気や外観の公園であるわけでは決してありません。
綺麗に整備されており、昼間はとてものどかで何の変哲もない公園です。犬の散歩をしている人や子供を連れて遊びに来ている親子連れ、ゲートボールを楽しむシニア世代の方など、多くの市民でにぎわっています。
また、森川公園内には季節によって異なる花々が楽しめるので、天気の良い日に訪れると楽しめるでしょう。
天の羽衣の伝説
森川公園は、天の羽衣伝説が伝わっている場所としても有名です。天の羽衣伝説は、中国や日本など東アジア地域に古くから伝わる民間伝承のひとつですが、琉球王国時代の沖縄にも同様の伝承が伝わっています。
それによると、浦添謝名という村に住んでいた「奥間大親」という若い青年がある日水浴びをしている天女の姿を見て恋に落ち、天女が天界に帰らないように羽衣を隠したと言います。
二人は結婚して子供を授かったものの、奥間大親が隠していた羽衣が見つかり、天女は天界に帰ってしまったというのです。残された奥間大親と子供の子孫とされる伊江家が1725年に羽衣伝説にまつわる石碑を建立しており、現在も森川公園内に残っています。
ユタの修行場
現在は市民の憩いの場となっている森川公園ですが、この一帯は琉球王国時代から神聖な場所とされていたため、長年ユタの修行場となってきました。
ユタとはシャーマンのことであり、沖縄の人々の生活の中に根差した霊能力者でもあります。現在も沖縄の人々の信仰を尊重して、森川公園内には立ち入り禁止の霊域が設けられているのです。
霊域は木々で茂ったエリアにあり、一般の人は立ち入ることができませんので、興味本位で足を踏み入れたりむやみに写真を撮影したりしないようにしましょう。
森川公園の過去の事件や怖い噂
昼間に訪れると平和そのものの森川公園ですが、天の羽衣伝説が伝わる場所であり、同時にシャーマンである「ユタ」の修行の場となってきたことなど、沖縄ならではの歴史や伝統・信仰を感じ取ることもできます。
そんな森川公園は、なぜ沖縄県でも有数の心霊スポットとして知られるようになったのでしょうか?疑問に感じている方も多いことでしょう。
そこでここからは、森川公園で過去に発生したとされる事件に加えて、それにまつわる心霊現象についてご紹介していきます。
殺人事件があった
森川公園が沖縄県内でも有数の「出る」スポットとして有名なのは、過去にそこで起きたとされる殺人事件が関係していました。
ある日、カップルが森川公園を訪れたそうです。男性が公園内に設置されたトイレに行ったまま戻らなかったため、女性が様子をうかがうためにトイレに近づいたところ、そこには首を切られて変わり果てた姿になった男性が見つかったというのです。
このような凄惨な殺人事件が起こったとされる森川公園ですが、新聞などではそれらしき記録が見つからないため、あくまで噂に過ぎないという説もあります。
小さな洞穴に入ると二度と戻れなくなる
森川公園に伝わる怖い噂としてまずご紹介したいのが、公園内にある小さな洞穴の中に入ってしまうと、二度と戻ってこれなくなるという話です。沖縄のシャーマンであるユタの修行場となってきた森川公園内には、霊域に属すると言われるエリアに洞窟が存在します。
ある時「霊域なんてただの迷信」と肝試し感覚で洞窟の穴の中に入っていった若者がいたそうですが、その友人たちが洞窟の前で待てども待てども戻ってこず、そのまま行方不明扱いになってしまったと噂されているのです。
噂の真偽にかかわらず、興味本位で洞穴に立ち入るのはやめておいたほうがよいでしょう。
泉の改修工事中に作業員がおかしくなった
天女の羽衣伝説が伝わる森川公園内には、「ムイヌカー」と呼ばれる川や泉があります。明るい昼間に訪れると、水の美しいせせらぎに心癒されることでしょう。
ですが、実はこの泉も森川公園が「沖縄で最も怖い心霊スポット」と噂される原因になっているのです。ある時森川公園の泉の改修工事を行っていたところ、作業員が急にパニック状態に陥り、おかしくなってしまったと言うのです。
別の作業員たちを新たに配置したところ、彼らも次々と同じような恐慌状態に陥ってしまい、そのことから「森川公園の泉には人ならざるものが潜んでいる」と噂されるようになりました。
トイレに霊が出る
古くから霊域がある場所として信仰の対象になってきた森川公園ですが、心霊スポットとして名をはせるようになった大きな原因は、公園内のトイレで起こったとされる凄惨な殺人事件です。
森川公園のトイレで男性が首を切られて殺されたとされる事件は、本当に起こったものかどうか定かではありません。ただ、夕方から夜にかけて誰もいないはずのトイレで恐ろしいうめき声がしたり、トイレの個室に入って用を足していたところ冷たい手で首を絞められたといった心霊現象が報告されています。
このような噂が広まった結果、森川公園のトイレは「本当に出る」スポットとして有名になったのです。
森川公園の心霊体験談
森川公園が最恐の心霊スポットと言われるのには、それなりの理由があります。ここからは、森川公園を訪れた人が実際に体験したという心霊現象について詳しく見ていきましょう。
霊感の強い友達が霊にとりつかれて…
肝試しのために、深夜遅くに森川公園を訪れたという大学生グループが体験した心霊現象です。グループの中には、霊感が強い女性Aさんが一人含まれていました。
公園内に足を踏み入れた時にはただ怖がっていただけのAさんでしたが、「出る」と噂されるトイレに近づいた途端、急に震え出したかと思うと、女性の声だとは思えないほど太く恐ろしい声で意味のわからないことを叫び出したと言います。
パニックになった大学生グループはAさんを抱えるようにしてその場を立ち去り、夜が明けてすぐにお祓いに行ったところ、霊感体質のAさんは質の悪い悪霊にとりつかれていたことがわかったそうです。
戦時中の服装をした子供が…
沖縄は、太平洋戦争中に日本国内で唯一戦場になった場所でもあります。そんな沖縄には、戦争の悲惨な歴史を伝える防空壕が多く残されていますが、森川公園もその例にもれません。
森川公園内にある防空壕の前では、現代とは思えない戦時中のような服装をした子供の姿が目撃されると言います。
森川公園の場所と行き方
森川公園は、宜野湾市真志喜1丁目にあります。空港からならば車で30分ほどでアクセスできますし、バスならば「真志喜」で降りれば、徒歩3分ほどで森川公園に到着するので、ぜひ沖縄を訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
沖縄県の本当に怖い心霊スポット
沖縄県の心霊スポットは、森川公園だけではありません。太平洋戦争の激戦地となった沖縄には、数多くの心霊スポットが存在します。
ここからは、森川公園以外で有名な沖縄の心霊スポットについてご紹介してきます。
大山貝塚
森川公園から徒歩ですぐの場所にある大山貝塚は、沖縄県を代表する心霊スポットのひとつです。縄文時代の沖縄の人々の暮らしや風習を知ることのできる、考古学的に意味のある場所ですが、地元の人の間では「近寄ってはいけない怖い場所」として知られています。
「霊域がある」「恐ろしい何かが潜んでいる」と噂されており、安易に大山貝塚に足を踏み入れてしまったばかりに、不幸な目に遭ってしまうことも多いのだそうです。
喜屋武岬
喜屋武岬は、太平洋戦争中にアメリカ軍に追い詰められた沖縄の人々や兵士が身を投げて自決をした場所として知られています。その悲劇的な歴史を忘れてはいけないという人々の意志によって、平和の塔が作られました。
このような歴史ゆえに、喜屋武岬は「幽霊が出る」場所として噂されています。沖縄の人々にとってつらく悲しい歴史を象徴する場所ですので、慰霊のため、あるいは歴史を真摯に学ぶために訪れるべき場所だと言えます。
肝試しや冷やかしのために喜屋武岬を訪れるのは絶対にやめましょう。
骸骨山
名護市内には、「骸骨山」と呼ばれる山が存在します。多くの骸骨で埋め尽くされていた山だったため、地元の人々からこのような名前で呼ばれるようになったそうです。
現在はさすがに骸骨が散乱しているわけではありませんが、軽い気持ちで山に足を踏み入れてしまうと、霊にとりつかれたり、山から帰ってこれなくなると言われています。
地元の人からは神聖な場所として知られている
今回は、多くの心霊スポットを有する沖縄県内でも「特に怖い」「本当に出る」と噂されている森川公園について特集してきました。
市民の憩いの場所として愛されている森川公園ですが、沖縄の信仰の対象である霊域が存在しており、長年ユタの修行場となってきたことから、人ならざるものが存在する場所として噂されるようになったと考えられます。
今でも地元の人々からは神聖な場所として大切にされているエリアですので、肝試しなどで軽々しく立ち寄るのは控え、沖縄の方の信仰に敬意を払った行動を取りたいものでしょう。
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