
ペンギン食堂は石垣島の食べるラー油発祥のお店!どんなお店なの?
2020.09.16
Trima沖縄編集部
日本で一大ブームを起こした食べるラー油。実は、石垣島にあるペンギン食堂という小さな食堂が始まりでした。この物語は映画化され、ランチには行列ができる人気店となりました。今回は、このペンギン食堂についてメニューや石垣島ラー油を含めて詳しく紹介します。
石垣島で話題のお店!ペンギン食堂(辺銀食堂)
石垣島と聞くと、青い空と透き通る海、白い砂浜を思い浮かべる人も多いでしょう。確かに観光業が盛んな石垣島には多くの観光客が訪れますが、石垣島の魅力はビーチだけではありません。実は美味しいレストランも多くあります。
その中でも、石垣島ではペンギン食堂というお店が話題となっています。今回はペンギン食堂について詳しく紹介します。
ペンギン食堂とは?
ペンギン食堂と聞いて、あまりピンとこない人も多いかもしれません。しかし、ペンギン食堂は日本のあるブームの火付け役となり、それがきっかけで映画もされた有名な食堂です。
ここではペンギン食堂について紹介します。
食べるラー油発祥のお店
辺銀食堂は、中国出身で日本帰化した辺銀暁峰(ぺんぎん ぎょうほう)がオーナーシェフを務めるお店です。辺銀食堂はぺんぎん家の食卓を多くの人に味わってもらいたいと開いた食堂で、地元食材を活かした料理が好評です。
辺銀食堂が有名となったのは、食べるラー油からでした。日本で食べるラー油ブームが起こりましたが、その火付け役はこの辺銀食堂だったのです。
「食は命薬」をモットーに、こだわりの食材を混ぜて作られた美味しいラー油です。程よい辛味と食材の旨味が特徴で、2000年以来ロングセラーとなっています。
映画「ペンギン夫婦の作りかた」のモデル
2012年に公開された「ペンギン夫婦の作り方」という映画は、辺銀食堂を経営しているペンギン夫婦の物語を映画化したものです。妻役を小池栄子、夫役を台湾出身のワン・チュアンイーが演じています。
中国出身のカメラマンだった夫とフリーライターの妻が出会い、結婚しました。たまたま旅行で訪れた石垣島の魅力にはまり、移住を決意します。そこから、2人3脚で石垣島ラー油を作ったのでした。
台湾でもこの映画は公開され、2人が日本で唯一の「辺銀」という苗字を持った理由も明かされます。ペンギンという名前は本名であり、この由来を知りたい人はぜひ映画を見てみてください。
ペンギン食堂は完全予約制
辺銀食堂では、ゆったりと落ち着いて食事が楽しめるよう、少人数での完全予約制となっています。開始時間は夜7時のみで、前日の午後5時まで予約することができます。
キャンセルする場合は食材を無駄にしないためにも前日までにキャンセルの連絡を入れましょう。当日予約ができないのは、十分な準備時間が必要なのと、真心を込めて料理を作るためです。
毎月第一営業日の日に、翌月末までの予約ができるようになっているので、早めに予約しておくことをおすすめします。
ペンギン食堂はどんな場所?
お店を選ぶ際、何を基準にするかは人によって異なります。雰囲気を大切にする人もいれば、安ければいいという人、美味しければ値段は気にしない人など様々です。
女性は特に雰囲気を重視する傾向にあり、最近ではインスタ映えのお店が人気となっています。辺銀食堂は雰囲気の良いお店としても知られています。
ここではペンギン食堂の外観や内装について、雰囲気を紹介します。
外観
辺銀食堂の外観は、白い建物に赤のテントが目印です。古い建物をリノベーションしているため、少し年季の入った感じがあります。看板があるので、地図通りに進むと通り過ぎることはありません。
周りには植物の鉢がいくつか置かれており、外観からでもナチュラルな雰囲気やおしゃれさが伝わってきます。ランチ営業をしていた時はこのお店の周りに行列ができるのが当たり前であり、それが目印ともなっていました。
今は夜のみの完全予約制なので、お店の横にある木のドアから店内に入りましょう。
内装
辺銀食堂は、カウンター5席、テーブル16席の広々とした店内です。完全予約制のため、満席になることは少ないですが、周りにお客さんがいないため、さらにゆったりとした空間に感じられるでしょう。
子供用の補助いすやおむつ替え用のベッドも用意されており、子供連れでもくつろげる空間となっています。シェフとの会話を楽しむのであればカウンター席、グループやカップルでの時間を楽しむのであればテーブル席がおすすめです。
インテリアが可愛く、木のぬくもりを感じられます。
ペンギン食堂のメニュー
お店の雰囲気も大切ですが、やはりご飯屋でかかせないのは美味しさです。ペンギン食堂が20年も続いているのは、やはりその美味しさがお客さんを飽きさせないためでしょう。
ペンギン食堂ではどのような料理が出されているのでしょうか。ここではメニューを紹介します。
ペンギンおかませコース(夜)
ぺんぎんおまかせコース(9,900円)は、オーナーが島で採れた新鮮な食材を使用し、こだわって作られるものです。
オーナーは世界を旅して周り、様々な料理と出会ったからこそ型にはまらない様々なスタイルの料理が楽しめます。日本料理でも中華でもない無国籍の料理が幅広い人に支持されています。外国人のお客さんが多いのも納得です。
夜ご飯はこのメニューのみで、他のフードメニューはありません。シェフの味と腕に自信があるからこそなせる業です。沖縄の貴重な食材や高級海鮮、石垣牛なども提供し、コース料理は2時間半程度です。
訪れる季節や仕入れ状況によって料理は異なるので、何度足を運んでも違った料理が楽しめるため、毎年のように訪れる常連さんも多いです。
コースメニュー例
日によってメニューは変わり、固定されていないため「これが食べたい!」と思っても食べられないこともあります。
コースメニューの一例としては、島野菜の盛り合わせ・さしみ・餃子・揚げ物・メイン・炒め物・ご飯/麺類・デザート・お茶となっています。メイン料理はお肉か海鮮を選ぶことができ、料理はテーブルでシェアできるように大皿で提供されるようです。
インスタグラムで「#ペンギンおまかせコース」と検索すると、多くのコース写真の一例が見られるので気になる人はぜひチェックしてみてください。
アレルギーがある場合は、予約時に伝えておくことで完全に排除してもらえるため安心です。
ドリンクの種類
コース料理にドリンクは食後のお茶しか含まれていないため、別でドリンクを頼む必要があります。ドリンクメニューは25種類と充実しており、料理と同様、ペンギン食堂のオリジナリティが光っています。
沖縄定番のオリオンビールのほか、石垣島の地ビールである黒ビールやオーガニックワインもあるので、お酒を飲みながらディナーを楽しめます。
沖縄の定番酒である泡盛は八重山のものを取り寄せ、辺銀食堂オリジナルにブレンドされた新酒や古酒が用意されています。ノンアルコールでは、期間限定の四季柑ジュースやマンゴージュースが人気です。
辺銀食堂オリジナルブレンドのペン茶もあります。ぺん茶は石垣ペンギンで購入することもできます。
ペンギン食堂の石垣島ラー油
辺銀食堂といえば「石垣島ラー油」です。ラー油の中には島とうがらし・キムチ用とうがらし・うこん・ピパーチ(島こしょう)・石垣の塩・黒糖・にんにく・ごま・黒豆・山椒・植物油が原材料として入っています。
おすすめの食べ方は「石ラー納豆」です。納豆に付いているタレを入れる代わりに、塩少々と石垣島ラー油の具を小さじ半分~1杯入れて混ぜます。炊きたての玄米ご飯に納豆をかけて完成です。
とても簡単ですが、納豆の旨味を引き立て、ラー油のピリ辛でご飯が進みます。
ペンギン食堂の口コミ
1人あたり1万円ほどするディナーは少し贅沢だと感じる人も多く、初めてのお店を予約するのに不安を感じる人もいるでしょう。そんな時、参考になるのが口コミです。
それでは、実際に辺銀食堂を訪れた人の口コミを見てみましょう。ここでは2つの口コミを紹介します。
特別な日のディナーに
3年目の結婚記念日のディナーで選んだのが辺銀食堂でした。彼から石垣島への旅行を提案されてから1番に行きたいと思ったお店でした。
おまかせコースは満足度が高く、とても素敵な時間を過ごさせていただきました。店主の想いが込められている料理は、沖縄の食材が詰め込まれており、自然の美味しさを感じられて大満足です。
沖縄で1週間過ごしましたが、今思い返しても辺銀食堂で食べたご飯が1番美味しかったです。雰囲気もよく、アニバーサリーディナーにぴったりでした。何度でも行きたいと思わせてくれるお店です。
ラー油は必ず喜ばれます
石垣島を訪れたのは、家族が食べるラー油にはまっていて、発祥のレストランである辺銀食堂を訪れてみたかったからです。ラー油の販売があるとは思っておらず、石垣ペンギンに当日販売の分が残っていたのはラッキーでした。
家族用と友人用に購入したのですが、友人家族にも大好評だったようです。納豆や卵かけごはんに混ぜても美味しく、豆腐に乗せたら立派なおつまみになります。
何度か石垣島を訪れていますが、その度に石垣島ラー油を買って帰っています。今までラー油をお土産で渡して喜ばれなかったことはありません。
お土産選びは石垣ペンギンで!
シーサーや沖縄限定のお菓子など、定番のお土産はたくさんあります。たまには定番以外のお土産も渡したいですよね。そんな人におすすめなのが、石垣ペンギンでお土産を購入することです。
ここでは、石垣ペンギンについて紹介します。
石垣島ラー油の購入は予約必須
石垣島ラー油はひとつずつ心を込めて手作りされているため、1日の生産量が限られています。当日販売もありますが、ラー油を目当てに石垣島を訪れる人がいるほどの人気のため、店頭に並ぶとすぐに売り切れとなってしまいます。
購入希望の場合は、必ず事前に予約しておきましょう。石垣ペンギンは予約専用の電話があり、受付時間は平日の12時から17時と限られているので気を付けましょう。
予約の際には名前・連絡先・石垣ペンギンへの来店日・石垣島ラー油の希望本数を忘れず伝えましょう。石垣島ラー油のみ予約ができ、激辛タイプやにんにく油は予約できません。カード払いの場合は、1万円以上の購入が必要となります。
石垣ペンギンの基本情報
石垣ペンギンは、辺銀食堂で提供している食べるラー油を購入することができる直販店です。辺銀食堂からは徒歩で1分のところにあり、日曜日を除いては10時から18時まで営業しています。
住所は、沖縄県石垣市大川192-1-1Fとなっています。専用の駐車場はないので、近くのコインパーキングに車を停めましょう。
石垣島ラー油の他にも、激辛タイプ・にんにく油・壺ラー油(白/茶)・ジャージャンみそ・島こしょう・ピパーチココ・白い麻婆豆腐の素・はちゅぐみ(ポン菓子)が販売されており、プレゼントにも喜ばれます。
ランチタイムは現在営業していない
2000年に辺銀食堂がオープンして以来、ランチタイムも営業しており、昼時も多くの人で賑わうお店でした。観光客だけでなく、地元の人も訪れていたのですが、2019年12月19日でランチの営業が終わってしまいました。
現在もランチ営業は復活していないので、訪れる際はディナーの予約をして行きましょう。
ペンギン食堂へのアクセス・駐車場情報
辺銀食堂へは車またはバスと徒歩でのアクセスとなります。車の場合は、石垣空港からおよそ30分の距離にあります。辺銀食堂の夜ご飯の営業時間だけ利用できる専用の駐車場があります。
バスの場合、空港から出ている東バス「系統④ 平得・大浜・白保経由 空港線」に乗り、およそ30分後に「博物館前」で下車してください。そこから辺銀食堂までは歩いて5分程です。
空港から離島ターミナルへ向かう直行バスでもアクセス可能です。離島ターミナルから歩いて7分で辺銀食堂に着きます。
石垣島ならではの食材を贅沢に堪能できるお店
今回は石垣島にある辺銀食堂について詳しく紹介しました。石垣島ラー油ももちろんおすすめですが、ペンギンおまかせコースも島の美味しさを堪能できるのでディナーにおすすめです。
営業時間が限られており、完全予約制となっているので、早めに予約して素敵な夜を過ごしましょう。
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