
別府名物「地獄蒸しプリン」を食べ比べ!おすすめプリンを一挙紹介!
2020.09.16
Trima大分編集部
別府の定番スイーツと言えば、プリン。そしてその中でも、明礬温泉「岡本屋」の名物、温泉の蒸気で蒸した「地獄蒸しプリン」は、今や別府を代表するスイーツとなっています。その他にも、様々なプリンの名店をご紹介します。プリン好きの方、甘いもの好きの方必見です。
別府名物!地獄蒸しプリンを食べ比べ
大分県の中部に位置する別府温泉。九州屈指の温泉街で、観光シーズンには、国内外とわず観光客で賑わいます。
別府温泉は、鉄輪・亀川の8つの温泉地をめぐる「地獄めぐり」が有名です。
そして温泉とあわせて味わいたいグルメが、「地獄蒸し料理」です。別府温泉ならではの高温の湯気を利用して様々な食材を蒸したもので、素材そのものの旨味を楽しめます。
その中でも最近特に注目を浴びているのが、「地獄蒸しプリン」です。別府八湯の一つ、明礬温泉
にルーツを持ち、今や30以上の店舗で販売されている定番スイーツです。
ここでは、好みによって選びたい、別府の人気スイーツ「地獄蒸しプリン」についてご紹介します。
別府でプリンが有名な理由
そもそも、いつから別府ではプリンが名物となったのでしょう。
遡ること昭和63年、明礬温泉に店舗を構える「岡本屋」で地獄蒸しプリンが誕生しました。その名の通り、ご当地料理「地獄蒸し」の製法で作られたものです。
別府温泉の特徴である、高温な蒸気で一気に蒸しあげたプリンは、しっとりとしつつも固めな食感。
その製法の斬新さ、別府温泉ならではの味わいが人気を呼び、別府温泉を代表する定番スイーツとなりました。
地獄蒸しプリンの元祖「岡本屋」
地獄蒸しプリンブームの火付け役となったのが、「岡本屋」です。岡本屋は、明礬温泉郷で140年の歴史を持つ老舗旅館です。
この岡本屋の売店で、元祖地獄蒸しプリンが味わえます。職人がひとつずつ手作業で作り上げたプリンは、創業当時から続く伝統の味。
地獄蒸しプリンめぐりを始めるなら、まずはここのプリンをおさえておきましょう。また、この岡本屋売店では、プリンのほか食事メニューも豊富にあります。
別府の湯煙を眺めつつ、別府グルメを堪能することができます。
岡本屋売店の地獄蒸しプリン
岡本屋の代名詞的存在、「地獄蒸しプリン(300円)」。明礬温泉に来たら、食べずには帰れません。
季節限定の味やバナナ味などがありますが、やはりカスタード味がダントツで人気です。濃厚で固めなプリンに、ほろ苦いカラメルがたっぷり。
テイクアウトも可能ですが、こちらはぜひ、店内でコーヒー(310円)と共に楽しんでいただきたい一品です。
別府温泉の湯煙やわらぶきの湯の花小屋を眺めながらプリンを食べれば、旅の醍醐味を感じられるはず。
地獄蒸しプリンのパフェ
地獄蒸しプリンと並んで人気商品となっているのが、その名も「地獄パフェ(700円)」。
地獄蒸しプリンにバニラアイス、チョコチップ、コーンフレーク、チョコレートの氷といった、バラエティ豊かな素材を合わせた贅沢なパフェです。
そのインパクト大なビジュアルに負けない、大満足なボリュームが特徴。とても甘そうに見えますが、プリンそのものは甘さ控えめなので、案外ぺろりと完食してしまいます。
お子様にも大人気のメニューです。
食事も楽しめる
そして、地獄蒸しプリンとあわせて、食事メニューもおすすめ。
香川から仕入れた生麺を使用した手打ちうどんは、もっちりとした食感が自慢。トッピングも豊富にあり、温泉卵を使用した温玉うどん(550円)、温玉カレーうどん(700円)、めん玉うどん(650円)といった、ここでしか味わえないメニューが人気です。
また、温泉卵をたっぷり使用した「地獄蒸したまごサンドイッチ(600円)」も人気です。大きめにカットされた卵と厚切りのキュウリを食パンで挟んだシンプルなたまごサンドイッチですが、地獄蒸しされた卵の濃厚な味が存分に楽しめます。
コーヒーセット(800円)もあります。
地獄蒸したまごもおすすめ
素材をダイレクトに味わえる、「地獄蒸し塩たまご(100円)」は、お土産としても人気な商品です。
温泉の湯気で固めに茹でられた卵は、硫黄の香りと茶色に染まった白味が特徴的で、黄味まで塩味がしっかり効いています。
そのまま食べても十分に美味しいですが、醤油を垂らすとさらに美味しいです。
プリンの口休めとしてその場でかぶりついても良し、5個入り(1000円)を購入してお土産にしても良し。温泉地でしか食べられないご馳走です。
地獄蒸し発祥の地「明礬地獄」の見どころ
別府の8地獄の一つである明礬地獄は、日本で初めて明礬が採取された史跡名所です。また、温泉地のお土産としても人気のある「湯の花」も採取されます。
明礬地獄の湯けむり・温泉地景観は平成24年に重要文化的景観に選定されました。藁ぶきの湯の花小屋や、湯けむりが立ち上る明礬温泉はとても情緒があり、散策にぴったり。
散策に疲れたら、温泉に入ったり、地獄蒸しプリンを食べたり…。
立ち込める硫黄の香りとともに、五感で楽しめる温泉地なのです。
遊歩道
散策の順路として、湯の花小屋沿いの遊歩道を進むのがおすすめです。200円の入場料を支払えば、営業時間内であれば自由に散策することができます。
間近で見る、硫黄成分で変色した岩面や地面から立ち上る噴気は大迫力。湯の花小屋内も見学でき、天然の入浴剤と呼ばれる湯の花がどのように作られているのかを観ることができます。
また、足湯があるのも嬉しいところ。硫黄成分をたっぷり含んだとろみのあるお湯が、足の疲れを癒してくれます。
終着点の展望台からのパノラマも、必見です。
明礬温泉
明礬温泉は、別府で最も標高の高い温泉地です。場所によって様々な温泉が楽しめ、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、泥湯など効能の高いお湯で日々の疲れを洗い流すことができます。
中でも、乳白色の硫黄泉が代表的。こちらの温泉は、肩こりや冷え性、疲労回復のほかアトピー性皮膚炎などに効果があります。
そして色々な温泉を楽しめる「別府温泉保養ランド」では、泥湯に入りましょう。通常のお湯より浮力が強くなっており、ぷかぷかと浮遊感を楽しめるうえ、クリーミーな泥が肌の角質を落としてくれます。
その他、日帰り温泉や立ち寄り湯も多くあるので、休憩をはさみつつゆったりと湯めぐりをするのをおすすめします。
お土産におすすめの湯の花
明礬温泉の定番土産といえば、湯の花です。湯の花小屋の製造技術は、国の重要無形民俗文化財に指定され、江戸時代から現在に至るまで受け継がれてきました。
湯の花小屋内では、噴気と青粘土を利用して湯の花を結晶化しています。小屋の藁ぶき屋根は、小屋内の温度を一定に保つだけでなく、藁を通して室内の余分な水分を放出させる役割を担っています。
そうして40~60日かけてじっくり成長した湯の花を採取、精製、乾燥させパッケージ化されたものが、私たちの手元に届くのです。
まさに天然の入浴剤である湯の花は、保温効果が高く湯冷めしにくいことが魅力の一つ。個包装されているので、ばら撒き土産にもぴったりです。
別府でおすすめのプリン
別府には、その他にもプリンの名店が揃っています。
店のこだわりが詰まったプリンは、地獄蒸しの伝統的な美味しさは保ちつつも、個性豊かな味わいを楽しめます。
明礬温泉周辺に30店舗ほどあるお店の中で、選りすぐりのプリンをご紹介します。
ぜひ、各店舗を制覇して「プリン巡り」をしてみてください。色々なお店のプリンを食べてみることで、その味の違いに気がつきます。
お気に入りを見つけて、お土産として購入するのもいいですね。
海地獄の「地獄蒸し焼きプリン」
ガツンと大きめサイズの「地獄蒸し焼きプリン」(250円)は、海地獄で食べられます。
その大きさは、一般的なプリンのおよそ倍にあたる、160cc。そんなプリンは、職人さんが無添加無着色にこだわり手作りしたもの。
卵・牛乳・砂糖というシンプルな素材のプリンは優しい味わいながら濃厚で、いつの間にか完食してしまう美味しさです。
噴気が上る海地獄のお供に食べるプリンは、また格別です。3個まとめて買うと、ブランデーソースを付けてもらえます。
桃たろうの「湯けむりプリン」
明治7年創業の老舗、「えびすの湯」敷地内にある「甘未茶房 桃たろう」では、様々なフレーバーの「湯けむりプリン」(250円)を楽しめます。
湯けむりプリンはその名の通り、温泉の蒸気で蒸されたプリンです。味は、塩、抹茶、エスプレッソ、黒ゴマ、プレーンの5種類(時期によって変更あり)。
こちらのカフェは、湯屋えびすや内に併設されており、湯上りの体に冷えたプリンが染みわたります。
ドリンクセット(500円)のほか、プリンの上にソフトクリームを乗せた「湯あがりソフト(500円)」も人気メニューです。
ホテル三泉閣の「ぷるりんちゃん」
特に女性から熱い視線を注がれているのが、コラーゲン入りの温泉蒸しプリン、その名も「ぷるりんちゃん」(380円)です。
販売から1か月で7000個以上売れたこちらは、素材にこだわりあり。プリンの生地に使われる卵などの原材料だけでなく、プリンに使用しているコラーゲンの河豚まで大分県産にこだわっています。
そしてその味は、クリームチーズの酸味がほどよく効きチーズケーキのような美味しさ。さっぱりと食べられます。
「美人の湯」として名高い三泉閣自家源泉を楽しんだ後に、つい手を伸ばしてしまう宿泊客のほか、あえてこのプリンを求めて来店する観光客もいるとのこと。
小川屋の「黒蜜プリン」
小川屋の「黒蜜ぷりん」(350円)は、モダンで大人な味。
リーズナブルかつボリューミーな日替わりランチメニューでも人気なこのお店では、「黒蜜ぷりん」がおすすめです。
とろんと柔らかめなプリンに、黒蜜の優しい甘さがとろけます。ランチとのセットメニュー(1050円)もあります。
またこちらのお店は、お洒落で落ち着いた内観も魅力の一つ。自然光を取り入れた和テイストの店内で、ゆっくりと楽しみたいプリンです。
海山の蔵の「鉄輪地獄蒸しSACHIプリン」
鉄輪温泉内の旅館「もと湯の宿 黒田や」内にある海山(さち)の蔵では、「鉄輪地獄蒸しSACHIぷりん」が一押しです。
地獄蒸し料理を看板メニューとするこちらの旅館は、プリンもお手の物。甘さ控えめながら濃厚で、安定の美味しさです。
館内の売店で購入できるほか、旅館で提供されるランチや夕食メニューのデザートとしても食べることができます。
落ち着いた店内でコーヒーと一緒に楽しめば、さらに優雅なひと時を過ごすことができますね。
杉乃井ホテルの「棚湯プリン」
「棚湯プリン」は、杉乃井ホテルのバイキングでのみ食べられる、レアなプリンです。
別府八湯の一つ、観海寺温泉内にある杉乃井ホテルのバイキングは、宿泊客だけでなく日帰り客からも大人気。
バイキングレストランには、子供連れや若者向けの「シーダパレス」と年配の方に人気のある「シーズ」の2種類があり、郷土料理から洋食、中華まで幅広い料理を楽しむことができます。
そしてデザートメニューももちろん豊富で、アイスやマカロン、ケーキなど10種類以上のスイーツが並びます。
その中でも、ここでしか食べられない棚湯プリンは、大人も子供も手に取る人気メニューです。
自分好みのプリンを見つけよう!
以上、別府でおすすめの地獄蒸しプリンについてご紹介しました。
別府と言えば、温泉という印象が強く、プリンが名物ということはあまり知られていないかもしれません。
しかし、温泉とプリンとの間には、古くから根強い関係があるのです。温泉の恵みで作られた地獄蒸しプリンは、地元の人だけでなく観光客からも愛されてきた味。
ぜひ、これを機に自分だけのお気に入りのプリンを求めて、大分県へ足を運んでみてくださいね。
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