
諏訪大社下社のご利益やパワースポットは?上社との違いや御朱印についても!
2020.09.28
Trima編集部
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長野県の最強パワースポット・諏訪大社は、諏訪湖を挟んで上社・下社に分かれており、二社四宮から成り立つ神社です。今回は、諏訪大社下社に注目!上社との違いや、ご利益、おすすめのパワースポットを紹介!アクセス方法や駐車場の情報も見ていきます。
諏訪大社の下社はどんなところ?
壮大な山々に囲まれた歴史豊かな長野県には、強力なご利益があると言われるパワースポットが多数あります。県内でも特に有名な神社と言えば、諏訪湖周辺にある諏訪大社でしょう。
初詣の時期や、7年に一度行われる「御柱祭」の際には多くの参拝客が訪れ、屋台もたくさん並びます。夏には花火大会もあり、観光スポットとしても県内外から多くの人が訪れています。
諏訪神社には上社と下社がある
諏訪大社は日本最古の神社の1つと言われ、全国で25,000社ほどある諏訪大社の総本社です。一の宮として古くから厚い信仰を受け、地元の人から親しまれてきました。県内でも強力なパワースポットとして知られており、自然のエネルギーをふんだんに感じられる場所です。
諏訪大社は諏訪湖を挟んで上社・下社に分かれており、それらの距離は離れています。上社は諏訪湖の南側に位置し、本宮、前宮の2社から成り立ちます。下社は諏訪湖の北側で、秋宮と春宮があります。よって、合計4社から構成されている県内有数の大規模な神社なんです。
上社と下社の距離はおよそ10kmほどありますので、一気に回るにはかなりの時間を要します。回り方にはルールはなく、上社、下社どちらから訪れても構いません。バスや電車などもありますが本数が少ないため、車での参拝が便利だと言います。
今回は、そんな諏訪大社の下社に注目!上社との違いや、ご利益、おすすめのパワースポットなどを紹介していきます。
諏訪大社の下社と上社の違いは?
諏訪大社の上社と下社には違いがあるのでしょうか?名前に「上」「下」がついていることから、上社の方が格式が上なのではと思われがちですが、両社に違いはあるのでしょうか?
まずは、上社、下社と呼ばれる理由について見ていきましょう。諏訪大社の七不思議の1つに「宝殿の天滴」があります。それは、どんな晴天でも上社の宝殿の屋根から水滴が落ちるというもので、この水滴は諏訪湖の”素”とも言われています。
上社の水滴から宮川→諏訪湖→天竜川と流れていくことから、その流れに基づき上流・下流が名付けられています。そこから、上諏訪・下諏訪と呼ばれるようになりました。よって、諏訪湖の南側、つまり上流に位置する社を「上社」と呼ぶようになったのです。
「上社」「下社」と呼ばれる理由はわかってきたことでしょう。では、両社にはどのような違いがあるのでしょうか?
大祝が違う
大祝(おおほうり)とは、諏訪明神の依り代として、諏訪大社の上社・下社の頂点に位置する神職を指します。上社と下社では社格は同じですが大祝が異なります。
上社では、古来から諏訪氏を名乗っており、神長官には守矢氏がついておられます。一方、下社では大祝は金刺氏を名乗っており、神長官は置いていません。
こちらの大祝の制度は明治維新の頃まで続きました。明治維新以降は、世襲制が廃止され両社の性格の違いも薄れていったと言います。
秋宮・春宮の地位が同格
下社の特徴と言えば、秋宮と春宮の地位が同格なことでしょう。これは下社ならではの特徴で、上社は異なります。地位が同格なことから、依り代が2月と8月に両社間で行き来すると言います。要は、春宮と秋宮の間を神様が行き来するということです。
神様が行き来する2月と8月の年に二度「遷座祭」が行われ、その際には神様の通り道と言われる「下馬橋」が使われます。神事の時期には多くの参拝客で賑わい、神輿が神楽殿の真ん中を通ります。
祭神に「八重事代主神」も存在している
諏訪大社の主祭神と言えば、建御名方神と八坂刀売神の夫婦神ですが、下社には配祀として八重事代主神が祀られています。
大国主命の子孫として国造りを行ってきた神様で、海の神、商売の神、言霊の神として知られています。そこから、厄除けや海上安全、福徳円満、病気平癒などのご利益が期待できます。
上社に対して下社は情報が少ない
上社と下社の情報を比べてみると、明らかに上社の方が多いです。それもそのはず!初詣の参拝者数を見ても、上社は下社の1.5倍にもおよぶと言います。屋台の数を見てみても上社の方がはるかに多く、常に人で賑わっているのは上社の方でしょう。
その分、情報も少ない傾向にありますが、下社では家庭運や結婚運アップなどの女性に嬉しい数多くのご利益があり、見どころもたくさんあるんです。また、4社を巡ることでさらなりご利益を得られると言いますので、上社だけでなく下社も参拝してみてください。
下社のご利益は?
諏訪大社下社は、実は女性が喜ぶようなご利益がたくさんあるんです。上社に比べるとどちらかと言うと目立たない存在ではありますが、緑に溢れる自然豊かな風景が目の前に広がり、パワースポットならではの澄んだ空気を堪能いただけます。
そこにいるだけで心穏やかな気分にさせてくれ、運気アップにつながるでしょう。ここからは、下社の代表的なご利益を紹介していきます。
結婚運アップ
大切な人がいる方、または運命の相手を探している方、女性にとって結婚とは人生における一大イベント!適齢期になってもなかなか縁談に恵まれない方や、相手がいながらもなかなか彼からプロポーズしてもらえない方もいるでしょう。
結婚運をアップしたいなら、諏訪大社の下社を参拝してみましょう。夫婦神を祀る諏訪大社の中でも、特に下社春宮は結婚運のご利益が強いと言いますので、ぜひチェックしてみてください。
家庭運アップ
諏訪大社の下社では女性の神様が主祭神となっているため、家庭運や、結婚運などの安泰を求める方にぴったりなんです。特に下社春宮では家庭運アップにつながるパワースポットがたくさんあり、多くの女性を虜にしています。
富士山脈のレイライン上に位置すると言われる諏訪大社のパワーを全身で感じながら、穏やかな気持ちで参拝してみてください。これから結婚を考えている方、既に家庭を築いている方、家庭運がアップすれば生活の基盤ができ、有意義な日々が送れるでしょう。
縁結び
夫婦神を祀る諏訪大社は、縁結びのご利益がある神社としても有名です。下社春宮には「縁結びの杉」と呼ばれる、枝が二又に分かれており根元で1つになった大きな木があります。この杉の木は縁結びのパワースポットとして有名なんです。
恋愛運をアップさせたい方、良い縁に恵まれたい方、ぜひ杉の木のパワーを近くで感じてみてください。また、春宮の御神木も杉の木で、「縁結びの杉」もその1つ。神様の力がしっかり宿っていますので、見逃せないスポットです。
開運招福
開運招福とは、運を開き福を招くことです。仕事や私生活、あらゆる面で必要となってくるのが開運招福でしょう。これから新しいことに取り組みたい方は下社春宮へ、今やっていることをさらに発展させたい方は、下社秋宮を参拝すると良いと言われています。
春宮と秋宮では若干ご利益が異なりますので、ご自身の希望に合わせて祈願してみてください。
子授け
結婚すれば女性なら誰しもが子供が欲しい!と願うことでしょう。しかし、希望に反してなかなか子供が授からない方もいます。そんな女性の多くは、子宝のご利益があるパワースポットを訪れるのではないでしょうか。
諏訪大社下社秋宮は、子授かりのパワースポットだと言われています。境内にある子安社には「男女石」と呼ばれる石があるのをご存じでしょうか?こちらはご神体で、授かりたい性別の石を触ると良いとされています。ぜひ石のパワーを感じてみてください。
安産
子供が授かれば、今度は安産を願って祈願する方も多いでしょう。通常、妊娠5か月目に安産祈願するのが良いとされており、諏訪大社上社本宮、下社秋宮では随時安産祈願を行っています。
先ほども紹介した下社秋宮の境内にある子安社は、子授かりだけでなく安産のご利益もありますので、ぜひお参りしてみてください。
毎月22日には「子安社月次祭」が行われており、それに合わせて安産祈願もできます。安産祈願柄杓に夫婦の名前を書き奉納します。こちらの柄杓は底がないのが特徴的です。水が通るようにスムーズに子供が生まれてきてほしいという願いが込められています。
交通安全
下社春宮では、交通安全のご利益もあると言います。建御名方神が風と水を司る神様であることから、交通安全のご利益も授かれるとか。
また諏訪大社では、新しく車を購入した際や一年の始まりに、交通安全祈願も行っています。下社では秋宮で祈願を受けられます。祈願するとお守りとステッカー、御神供の落雁がいただけるとか。予約不要ですので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。
下社のパワースポットは?
諏訪大社下社は、女性の神様が主祭神として祀られていること、夫婦神を祀っていることから、縁結びのご利益があるとして有名です。特に女性に嬉しいご利益が多く、内面から美しくなりたい方にもぴったりだとか。
下社といっても、秋宮・春宮に分かれており見どころもたくさんあります。2社の中でも特にチェックして欲しい、最強のパワースポットを紹介していきます。参拝の際にはぜひ参考にしてみてください。
秋宮の大鳥居
下社秋宮の1つ目のパワースポットは大鳥居です。特にご祭神が祀られている8月~1月までの期間に訪れる方は、秋宮をチェックしない手はありません。
大鳥居は緑に囲まれた黒っぽい鳥居で、澄んだ空気を感じられるでしょう。しっかり整備されており、清々しい入口です。鳥居の向こうには参道が広がります。鳥居の真ん中は神聖なる神様の通り道ですので、端の方を通るようにしましょう。ここで自然のパワーを感じ、いざ境内へ!
秋宮の神楽殿
秋宮の最大の見どころと言えば神楽殿です。国の重要文化財にも指定されており、歴史を感じさせる存在感のある建物です。神楽殿の中でも一際目を引くのが大しめ縄!
出雲から職人を呼び寄せ作らせたそのしめ縄は、重さなんと500kg、長さは13mにもおよぶとか。迫力のある大しめ縄からは強力なパワーを感じずにはいられません。空と緑とのコラボも楽しみながら、その迫力に圧倒されてみましょう。
秋宮の狛犬
大しめ縄の手前にもう1つのパワースポットがあります。大しめ縄を挟むようにそびえたつのが青銅製の狛犬!高さはなんと1,7mもあり、青銅製では日本で1番大きいと言われています。
その表情を見てみると、どこか愛嬌があり憎めません。体はずっしりと大きく、大しめ縄同様、迫力を感じさせます。彫刻家・清水多嘉示さんによって作られたもので、こちらも重要文化財に指定されているんです。パワーみなぎる狛犬をぜひ写真に収めてみてください。
樹齢700年の杉
秋宮の正面入り口をくぐってすぐのところにあるのが、「寝入りの杉」と呼ばれる樹齢700年の杉の木です。この木の葉っぱを枕に敷いて寝るとよく眠れると言われています。
また、真夜中になると枝を垂れ下げいびきをかくという言い伝えもあるんです。そこから「寝入りの杉」という名前がつけられたと言いますが、どのようないびきをかくのでしょうか。
周りの自然と溶け込み、静かながらも独自の存在感を放つパワーを感じさせる杉の木です。ぜひ近くでエネルギーを受け取ってみましょう。
手水舎(御神湯)
秋宮の手水舎は温泉になっており、湯口は龍神伝説にちなんで龍の口になっているのも特徴的です。少し熱めのお湯になりますが、「長寿湯」とも言われており手を清めることでご利益が授かれるとか。
諏訪の大地の力を感じさせる温泉水は、何千年の時を隔ててここに辿り着いています。神聖なる水と自然のパワーを手先から感じ、内側まで清めてみましょう。
秋宮一之御柱
諏訪大社の4社には御柱がそれぞれの4本ずつ建てられています。秋宮にも4本の御柱が建てられていますが、実際に見られるのは一之御柱と二之御柱のみ。境内でも圧倒的な存在感を放っており、近づくと込められているパワーを感じられることでしょう。
下社春宮には、縁結びのご利益がある「結びの杉」以外にも「万治の石仏」も欠かせないパワースポット!石仏の周りを三周しながら願いを込めると良いと言います。ぜひチェックしてみましょう。
諏訪大社下社の御朱印
諏訪大社は、4社から成り立つ神社です。よって、御朱印も4社すべてでいただけるんです。さらに下社秋宮には「秋宮恵比寿社」という神社もあり、そちらでも独自の御朱印を発行しています。
4社を巡ることで、実は5種類のご朱印がいただけると言う、他の神社ではない特権を受けられるのが諏訪大社の特徴なんです。ここからは、諏訪大社下社の御朱印を見ていきましょう。
御朱印
諏訪大社4社の御朱印は、ほぼ同じ構成で書かれています。真ん中に大きく「諏訪大社」の文字があり、朱印は場合によっては1つ、ないし2つ押されています。
「諏訪大社」の左側にそれぞれの社の名前が入ります。下社の場合は、「下社秋宮」「下社春宮」のどちらかです。さらに秋宮では「秋宮恵比寿社」の御朱印も授かれますので、こちらも忘れずにいただいてください。
さらに、4社巡りをした最後の社の授与所で4か所回ったことを伝えると、記念品がいただけます。御神供の落雁としおり、年によっては巾着袋の時もあると言います。
時間
御朱印を頂ける時間帯は、9:00~16:00です。神社によっては若干前後する場合もありますが、基本的にはこの時間内であれば受付してくれます。比較空いているのは午前中の早い時間、もしくは15:00以降です。
祭事の日や初詣の時期には込み合いますので、時間に余裕を持っておでかけください。
諏訪大社下社の口コミ
諏訪大社下社では、縁結びや家庭運、恋愛運、子宝などを始め、交通安全、開運招福、農耕生産、家内安全など、様々な種類のご利益があります。縁結びを願って訪れる女性の参拝客が多いと言いますが、実際にどのようなご利益があったのか、体験談を知りたい方もいるでしょう。
ここからは、諏訪大社下社を参拝しご利益があったという人の口コミを紹介していきます。
素敵な出会いがありました
会社と家の往復でなかなか出会いがありません。友人に誘われ飲み会に顔を出すこともありますが、積極的な性格ではないため、なかなか男性と打ち解けることができませんでした。
そんな私を見かねた友人から誘われ、諏訪大社を参拝しました。下社は縁結びのご利益があると言うので、「良い出会いがありますように」と願いながらお参りしたんです。あれから1週間ほどして、まるで映画のような運命的な出会いが訪れました。
たまたま乗った電車でスマホを落としてしまい、自分の電話番号にかけてみると男性の方の声が。どうやら電車で拾ったとのことで、後日会うことに・・。同じぐらいの年代のかっこいい男性でした。
お礼を言ってスマホを受け取り、それで終わりかに見えましたが、なんと私が通っているスポーツジムでばったりその彼と会ったんです。これは運命?と思わずにはいられませんでした。
それからジムで何度か会い、自然とお茶する関係に・・。そこから2か月後、彼から告白され付き合うことになりました。(20代・女性)
新しい職場で充実した日々を送っています
長年勤めた会社を退職し、職種の違う会社に転職することになりました。新しい門出にと彼女から誘われ、諏訪大社下社を参拝しました。下社春宮が新しいチャレンジにご利益があると言うので、そちらでしっかり祈願してまいりました。
あれから2か月経ちましたが、新しい職場では自分のやりたい仕事を任され、充実した日々が送れています。諏訪大社を参拝したお陰でしょうか。彼女にも感謝の気持ちを伝え、この間二人で諏訪大社を参拝してきたところです。(30代・男性)
諏訪大社下社に駐車場はある?
下社秋宮は諏訪郡下諏訪町193にあり、下社春宮は諏訪郡下諏訪町5828にあります。下社は下諏訪町に位置しており、JR下諏訪駅が最寄りの駅です。そこから両社とも15分~20分ほど歩いたところにあります。上社に比べると下社は駅から近く、歩いて回るのに不便はありません。
両社の移動も10分ほどですし、周辺にはお食事処やお土産屋さんもたくさんあり、退屈することなく散策を楽しめるでしょう。車で行かれる方は、中央自動車道「岡谷IC」から5kmほどです。
両社それぞれに駐車場があります。下社秋宮では約80台程度の無料駐車場が完備されており、表参道を直進すると駐車場が見えてきます。秋宮に比べて春宮は50台程度の駐車場しかありませんが、混みあうことはほとんどありません。
下社秋宮は参拝客も多く、初詣や行事ごとの時期には駐車場の混雑も予想されます。先ほども言ったように、両社間は歩いても10分ほどですので、空いている方の駐車場に止めて歩いて回る方が多いと言います。
諏訪大社下社を参拝しよう!
諏訪大社下社は、縁結びなどの恋愛に関するご利益が高いを言われており、女性から人気のスポットです。秋宮・春宮の境内には子宝や縁結びのパワースポットや、迫力のある大しめ縄があり、見どころ満載です。
もちろん4社巡ることでさらなるご利益が得られますので、下社だけでなくぜひ上社も参拝してみてください。
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