
岐阜・銃殺の家は心霊スポット?部屋に残された写真や手紙の内容とは
2020.09.24
Trima心霊編集部
岐阜県にある銃殺の家は、過去に銃殺事件があったと噂される危険な心霊スポットです。今回は、銃殺の家で起きた事件や心霊現象を解説!現在の様子や、内部に残されていた手紙・写真の内容についても紹介します。また、近辺の心霊スポットについても見ていきます。
岐阜県の心霊スポット【銃殺の家】の心霊現象
岐阜県には、世界遺産として登録されている白川郷や、織田信長の居城・岐阜城、飛騨高山などの魅力溢れる観光スポットがたくさんあります。自然が織り出す絶景や秘境と呼ばれるスポットもあり、見どころ満載の県と言えるでしょう。
そんな岐阜県ですが、心霊スポットと呼ばれる場所も数多く存在しているんです。その中でも、さまざまな噂が飛び交うのが「銃殺の家」でしょう。現在は廃屋になっており、都市伝説のような恐ろしい逸話が残っています。
今回は、「銃殺の家」の怖い噂や心霊現象を徹底解説!逸話の内容や現在の様子、心霊体験談なども紹介していきます。
銃殺の家の怖い噂
銃殺の家には数々の怖い噂が渦巻いており、過去には銃殺事件も起こったと言います。あくまで噂ではありますが、心霊現象につながる原因とも言えるでしょう。
ここからは、現在も語り継がれている事件の内容を詳しく解説していきます。
家の主人が銃殺される事件が発生
事件が起こったのは、1994年1月30日です。自宅の駐車場にて、この家に住む男性が銃で撃たれて死んでいるのが発見されました。死体を発見したのは彼の妻でした。
警察は、妻の証言と凶器となった拳銃が見つからなかったことから、殺人事件に切り替えて捜査を開始しました。しかし女性の証言からは食い違う点も多く、警察は周辺をくまなく捜査し直したのです。
殺人ではなく自殺だった?
すると、殺された男性には多額の借金があることがわかりました。殺人現場となった駐車場を再度捜査したところ、男性は他殺ではなく借金を苦に自殺したことが判明したのです。
凶器となった拳銃は、なんと妻が隠し持っていました。要や他殺と見せかけた訳です。その事件では妻を含める4人が逮捕されたと言います。
妻と兄も共謀
逮捕された4人の中には、妻とその兄もいました。拳銃を隠す際にもどうやら兄の協力があったと言うんです。
亡くなった夫は生命保険に加入していましたが、加入してまだ数か月しか経っていませんでした。自殺だと断定されたら保険金はおりません。そこで妻と兄は考えたのです。自殺に使った銃を隠し、なんとか他殺と見せかけて保険金を手に入れようと・・。
そのような悪事はすぐに暴かれ、二人は逮捕されましたというのが、この家にまつわる怖い逸話です。
銃殺の家の様子
銃殺の家と名付けらえた廃屋は、現在どのような姿になっているのでしょうか?廃墟となってからは、肝試しに訪れる人も多かったでしょう。
事件が起きたとされるのが1994年ですから、そこからかなりの月日が流れています。朽ち果てて木々に覆われた状態だと推測できます。ここからは、実際に訪れた人たちの画像を元に、現在の状況を見ていきましょう。
銃殺の家の場所
銃殺の家があるのは、岐阜県可児郡御嵩町伏見1807です。辺りには住宅街がありますが、銃殺の家は少し離れた場所にあります。
田んぼと山の間にある細い道にあり、木々の間からブロック塀が見えてきます。非常に分かりにくい場所ですし、周辺に車を停める場所はありません。ブロック塀で白い壁ですので、当時は目立った建物だったでしょう。
外部の様子
たっくーが岐阜の心霊スポット
取り上げててくそ興奮してる丸山ダム 銃殺の家とか
いつでも行けるんですけれどもねー pic.twitter.com/pDdEA9rd7s— M.K. JT.02 (@MEi12KaiMio) October 20, 2019
白いブロック塀の外観は草木と溶け合い、不気味な雰囲気があります。外からは中の様子は見えませんが、左側に隙間がありそこから中に入れるとか。
ブロック塀の中に庭があり雑草はもちろんですが、不法投棄も目立ちます。長い年月が経っていますので、足場も非常に悪いです。家全体が草に覆われている状態で、その間から壁が見える程度。2階建ての民家で、ブロック塀の向こうには駐車場があります。
駐車場、すなわち事件が起きた場所です。玄関には「御用の方(中の荷物等)は、伏見派出所(または可児警察署)までご連絡お願い致します」という張り紙があります。
内部の様子
家は鉄筋の2階建てで、一般的な建物です。玄関を入って左側にキッチンとリビング、その奥に和室があります。壁紙はボロボロに剥がれており、天井も崩壊して穴が開いてる部分もあります。
和室の畳は腐っており、下にあった収納スペースが剥き出しになっている状態。トイレなども床が腐っており、荒れた状態です。内部に侵入するのはかなり危険と言えるでしょう。玄関から見て右側の部屋は畳が剥がされていて、今にも床が抜けそうです。
2階もありますが、階段も崩壊寸前で、中を探索するのは困難です。2階にはカーテンがついた部屋もありますが、窓ガラスはすでに割られてありません。
部屋に残された写真や手紙の内容
【岐阜遠征2 Shot of the house(銃殺の家)】
1994年に惨い事件が起きた曰く付きの物件。獄中からの手紙からファミコンのソフトまで残留物で一杯で見応えわありました。小廃墟ということもあり一人で探索したいという方にはお勧めの廃墟です。 pic.twitter.com/YQn3BWcKnr— KiTAHiRA (@daidaira0617) September 25, 2016
過去に銃殺の家を訪れた人によると、部屋には写真や手紙が散乱していたと言います。こちらが画像になりますが、その手紙は前略から始まっており、達筆で文章が綴られています。どうやら「憲治」という人物に向けられた手紙のよう。この「憲治」という人物は亡くなった男性でしょうか。
そうなるとこの手紙は「憲治」の親が書いたものと考えられます。手紙を読むと、「憲治」は苦しい状態に置かれており、それを励ますために書かれたものだとわかります。借金に苦しんでいる際に親に相談したのでしょうか?
岐阜県「銃殺の家」(  ̄▽ ̄)
汚い…。 pic.twitter.com/s8afsNUrZj— なな (@nanamon1224) July 11, 2018
写真は幸せそうな夫婦のものです。写真の上にはガラスの破片がありますが、フレームに入れて飾ってあったのでしょうか?この写真は、亡くなった男性とその妻のものだと想像できます。こんなに幸せそうに見える夫婦に何があったのでしょうか?
借金苦になるまでには、さまざまな苦労があったと想像できます。
銃殺の家の心霊体験談
不気味な事件が噂される銃殺の家は、廃墟としてだけでなく、心霊スポットとしても有名です。心霊現象としては多くの目撃情報がある訳ではありませんが、電子機器の故障や、2階の窓のカーテンが揺れていたなどという情報もあります。
家主の未練や、それを利用しようとした家族の怨念が現在もこの場所をさまよい、霊現象を起こしていると考えられます。ここからは、実際に体験した人の声を紹介していきます。
2階のカーテンが揺れるたび視線を感じた
これは、サイクリングがてら一人で銃殺の家を訪れた人の体験談です。疲れたので少し休もうかと自転車を降りた時、目の前に広がる森が気になり近寄ってみると、ブロック塀の建物が見えてきました。雑草に覆われていて不気味な雰囲気でした。
咄嗟にその場から離れた方が良いと思いましたが、その家が気になってしまい建物を見上げていました。すると2階の窓から白いカーテンが見えてきたんです。そのカーテンが風に揺れるたび誰かの視線を感じたとか。誰かがそこに立っていてこちらを見てるような錯覚に陥ったと言います。
怖くなってその場を後にしましたが、後で事件のことを知り恐怖が倍増したとのことです。
ビデオカメラが故障した
これは友人から聞いた話です。銃殺の家に肝試しがてらビデオカメラ片手に侵入しました。内部は荒れた状態で足場も悪く、ところどころ床が抜けている部分もありました。
内部でもビデオカメラを回していたんですが、途中で電源が切れてしまい、再起動しようとすると電源が入らないという事態に・・。
特に霊体験をした訳ではありませんが、電子機器の異常は心霊現象と関係があるとよく聞きます。これも霊の仕業なのでは?と思うと非常に怖くなりました。(30代・男性)
その他岐阜県の心霊スポット
岐阜県には、他にもたくさんの心霊スポットがあります。古いトンネルや廃墟など、足を踏み入れるだけで不気味な雰囲気を感じさせる場所ばかりです。ここからは、岐阜県の中でも最恐と言われる心霊スポットを見ていきましょう。
二股トンネル
二股トンネルは、加茂郡八百津町にある非常に危険な心霊スポットです。トンネル工事の過酷な労働の末に多くの朝鮮労働者が亡くなっており、亡くなった人を人柱として壁の中に埋めたという噂があります。
ここでは朝鮮労働者の霊がよく目撃されており、「人影に追われる」「叫び声が聞こえる」「体を掴まれる」などの目撃情報があります。
古虎渓ハウス
多治見市市之倉町にある廃墟です。当時は人気の旅館でしたが、集団食中毒により客足が遠のき閉業に追いやられたとか。それを苦にオーナーが自殺したとの噂があります。
ここでは、自殺したオーナーにまつわる霊現象が起きており、「苦しそうなうめき声が聞こえる」「オーナーの霊が出る」などの情報があります。また、江戸時代に亡くなった女性の霊が地縛霊になって、他の霊を呼び寄せているという噂もあります。
寒洞池
寒洞池は、各務原市各務東町にある釣りの名所です。偶然釣りに訪れた男性がライダースーツの霊を目撃したことで話題になりました。昼間は穏やかで景色も楽しめる池ですが、夜になると一気に重苦しい空気になるとか。
車中で練炭自殺をする人も多く、「命をたいせつに」という看板が建てられています。亡くなった方の霊が次なる自殺者を呼び寄せているのでしょうか。
UCC喫茶店(レ・アール)
岐阜市にある廃墟となった喫茶店で、営業当時は「レ・アール」という名前でした。経営者が家族と一緒に心中したとの噂があり、廃墟となってから2度の火災が起こり黒焦げ状態だったとか。現在は解体され更地になっていますが、廃墟時代は数々の心霊現象が報告されています。
主なものは、「笑い声や楽しそうな声が聞こえる」「女性が立っている」「コーヒーの香りが漂ってくる」というもの。内部は営業していた頃のまま時間が止まった状態だったと言います。冷蔵庫の中の物は腐り悪臭・汚臭を放っていたとか。また、女性の霊は、経営者の愛人ではないか?とも噂されています。
銃殺の家は比較的綺麗に残っている廃墟
銃殺の家は、岐阜県内でも危険とされる心霊スポットです。廃墟になってから長い月日が流れており、ところどころ崩壊され酷く荒れた状態です。しかし外観はしっかり残っており、見ごたえのある廃墟と言えるでしょう。
噂によると、現在は網が張られて侵入できないとか。立ち寄る際には注意してください。